インタビュー

LAMAの音楽に通じているアーティストをピックアップ!――(1)



 

1. KAS PRODUCT 『Try Out』 RCA(1982)

ナカコー氏が言うコールドウェイヴとは、主に80sフランス版ダークウェイヴのことですが、このユニットはそれ界隈の代表格と言える男女2人組(見た目もコールドです!)。ダークでチープな打ち込み&シンセ・パンク・サウンドに痺れます! *加藤

 

2. THE CURE 『Wish』 Fiction(1992)

インタヴュー中にもある通り、『New!』のカギとなっているのは〈幸福感〉ですが、なかでも無上の開放感がある“Spell”を聴いたとき、キュアー至上屈指の幸福曲“Friday, I'm In Love”を思い出しました。ニューウェイヴ特有の薫りも共通するところです。*加藤

 

3. SEBADOH 『Bakesale』 Sub Pop(1994)

ナンバーガール時代からローファイ~オルタナっぽいと言われていたラフでザラリとした田渕のギター。ただ目が粗い音を鳴らすだけではなく、メロディーにしっかり寄り添ったリフを聴かせる奥ゆかしさはこのバンドのルー・バーロウ譲りかも。 *岡村

 

4.TWO LONE SWORDSMEN 『From The Double Gone Chapel』 Warp(2004)

『New!』の冒頭を飾る“Warning”の無愛想で緊張感のある電化ロック。これはアンディ・ウェザーオールとキース・テニスウッドのチョイワル親父2人がロックへ急接近した本作にあってもお似合いかも!? *青木

 

5. ANIMAL COLLECTIVE 『Merriweather Post Pavillion』 Domino(2009)

メンバー各々が柔軟に活動することが多い現在のUSインディー界隈。特にレーベルまで運営するブルックリンのこのバンドは、サイケへの憧憬を根っこに持っている点も含めてLAMAのお手本になっている模様。*岡村


カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2011年11月23日 17:59

更新: 2011年11月23日 17:59

ソース: bounce 338号(2011年11月25日発行)

文/青木正之、岡村詩野、加藤直子

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