世界にはやっぱりこの声が必要だ!――(2)
E-40 『Revenue Retrievin': Graveyard Shift』 Heavy On The Grind(2011)
今回の『Revolver』にも駆けつけたベイエリアの大物。ペインは“Serious”のプロデュースを担当し、フックで歌声も披露している。オートチューンをユルくかけた生声に近いトーンの声色も印象的だ。
BENNY BENASSI 『Electroman』 Ultra(2011)
イタリアの種馬がゲッタ化してUSアーバン勢と合体した意欲作。表題曲に登場するペインは未来的なダンス・ビートに合わせて珍しく宇宙的な変声を響かせる。制作にはヤング・ファイアも参加。
PITBULL 『Planet Pit』 Mr.305/J(2011)
前年に全米7位まで上昇したバキバキ系フロア・チューン“Hey Baby(Drop It To The Floor)”と、ラテン祭りの“Shake Senora”にペインが客演。このあたりの成果から確信を深めたようで、大暴れの続きは『Revolver』にて開催中!
MANN 『Mann's World Beluga』 Heights/Island(2011)
リック・ロス“The Boss”でも組んだJR・ロテムの後見するラッパー。ペインの参加した“Get It Girl”は「ビバリーヒルズ・コップ」のテーマを用いた頭からっぽ系の下世話な佳曲に!
LIL WAYNE 『Tha Carter IV』 Young Money/Cash Money(2011)
『Reveolver』にも参加したウェインとは相互の作品で頻繁にコラボしている仲。こちらに収録の“How To Hate”はかつての“Can't Believe It”を想起させる絡みがスウィートな名曲だ。T・ウェインはどうなったん?
KEITH SWEAT 『'Til The Morning』 KDS/eOne(2011)
ヤング・ファイアの手による“To The Middle”でアダルトなコラボが実現。ロジャーのトークボックスを甘く従えたこともあるキースだけに相性は良くて当然。ラップも聴きものだ。
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掲載: 2011年12月21日 17:59
更新: 2011年12月21日 17:59
ソース: bounce 339号(2011年12月25日発行号)
ディスクガイド/出嶌孝次