INTERVIEW(4)——各々が各々のやるべきことをやった結果……
各々が各々のやるべきことをやった結果……
――いやでも、この3曲はどれもライヴで聴きたいですよ。
斎藤「全部やるかな? フェスってだいたい30分ぐらいでしょ?」
鈴木「やれるでしょ。(1曲目は)PVあり、(2曲目は)PVあり、(3曲目は)ライヴ・アンセムじゃん?」
田淵「考えておきます(笑)。でも結果的に重要な3曲で、個人的にはずっとライヴでやっていきたい曲が3曲入ってしまったので。取捨選択に迷うな」
斎藤「ツアーでは、全部やりたいと思います」
――そのツアーは、9月27日からスタートして……。
斎藤「18本ですね」
田淵「いつも通り、呼吸をするようにライヴをして、〈いやー、今日楽しかったね。また会おうね〉と言って帰りたい。新曲がいっぱいできるので、その新曲がどういう景色を見せてくれるのか、単純に楽しみだなと思います」
――では最後は、鈴木くんに締めてもらいたいなと。
鈴木「マジすか?」
田淵「酢で締めてやって」
――(流して)これから今年の後半、UNISON SQUARE GARDENはこんな気持ちで活動をしていくんでヨロシク、というメッセージを、皆さんへ。
鈴木「なんでしょうね? ……(しばし熟考)……個人的にはいろいろあるんですけど」
田淵「いいよ、それで」
鈴木「じゃあそれで。今年はフェスにいっぱい出させてもらうんですけど、僕のなかでは〈SUMMER SONIC〉で海外のバンドといっしょにやれるのがすごい嬉しくて。秘かに思ってるのが、それまでに自分のドラムを見つめ直して、外国人にも〈Oh Crazy!〉って言ってもらえる演奏がしたいなと」
斎藤「言わせたいねー」
鈴木「それは〈サマソニ〉だけじゃなくて、全フェスがそうですし、9月から始まるツアーもそうですけど、自分のなかに〈こういうふうになりたい〉という確固たるものがあって、そのためにどう努力するか?をいまやってる感じです。ユニゾンはメンバー各々に向上心がすごくあるんで……さっき〈ユニゾンとしてどうやっていくか〉と訊かれてうまく答えられなかったのは、それはオレが考えることじゃなくて、各々が各々のやるべきことをやった結果、偶然的に何かの科学反応が起きて生まれるのがユニゾンだから。と、いうことを考えてます」
――バッチリです。期待してます。
鈴木「だから、どうなるかはまだわかんないですけど、いまより楽しいことだけは決まってます。……よし、いい感じにまとまった(笑)!」
斎藤「やったぜ(笑)!」