インタビュー

ディスクガイド——FOREIGN BEGGARS、NOISIA



FOREIGN BEGGARS 『United Colours Of Beggattron』 Dented(2009)

前2作からのコンシャス・ヒップホップな方向性と、グライム〜ベース路線の入り交じる、ターニングポイントとなったサード・アルバム。ノイジアが3曲のプロデュースに参加し、バウンシーなヒップホップ・チューン“Contact”が大ヒットに。“No Holds Barred”では後にブレイクするデヴリンも客演!

 

NOISIA 『Split The Atom』 Vision(2010)

デビュー8年目にして初のアルバム。ジョヴァンカの歌う“My World”など直球のドラムンベースもあるが、FBを迎えた“Shellshock”やアモン・トビンとのダブステップからもわかるように、ブインブインなブレイクスやエレクトロも自在に混ぜ込む作りは相当ハイブリッドだ。2012年にマウストラップからライセンス盤も登場。

 

FOREIGN BEGGARS 『The Uprising』 Mau5trap(2012)

3人組にシフトし、マウストラップから放った4作目。ナイフ・パーティーやベア・ノイズ、スターキー、キッドカネヴィル、UZら各国のEDM〜ベース系ヒットメイカーが刺激的な豪腕ビートを持ち寄ったハイブリッド祭の賑わいが凄まじい。いまとなっては理由も明白ながら、ノイジアの不在が不自然に思えるほどだ。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2013年09月25日 17:59

更新: 2013年09月25日 17:59

ソース: bounce 359号(2013年9月25日発行)

文/青木正之