『OUT』の内側にある音楽③――ほかのメンバーの皆さん編
シライシ“シライシ”コウジ(ギター)
HOOVER 『The Lurid Traversal Of Route 7』 Dischord(1994)
90年代、3年ほどの活動期間ながら(その後2度復活しているが)、フガジを受け継ぐDCハードコアでインパクトを与えたバンドの初作。「曲の構成、アレンジ、変拍子などからの影響はもちろんですが、アルバム全体を通して漂うクールな雰囲気への憧れは大です」
ハットリ“ショーティ”ヤスヒコ(トロンボーン)
SOUND DIMENSION 『Jamaica Soul Shake Vol 1』 Soul Jazz(2013)
ジャッキー・ミトゥーらスカタライツのメンバーによって結成されたソウル・ブラザーズを前身とするバンドの編集盤。「クールかつ泥臭い、ヴィン・ゴードンのファンキーなトロンボーン。こんな空気感を落とし込めたらと聴いておりました」
タカダ“ダータカ”ヒロユキ(ベース)
DAFT PUNK 『Random Access Memories』 Columbia(2013)
「2013年において超わかりやすい一枚ですが、ちょうど制作時期にリリースされて、生楽器でループ感のあるダンサブルな曲という共通点と、それを世界規模でやっている本作を聴かないわけにはいかないだろうと思って。文句なしの素晴らしさですね」
タナカ“ズィーレイ”レイジ(ドラムス)
THERE IS A LIGHT NEVER GOES OUT 「SHOUTou」 CATUNE(2009)
2002年まで活動した日本のエモ・バンド。「影響を受けたというか、単純に圧倒されたい願望から改めて聴いてました。結果圧倒されっぱなし! レコーディングへの刺激となりました。ちなみに言わなくていいことなんですが……〈OUT〉繋がりだ」
松井泉(パーカッション)
FREDERIC GALLIANO 『Kuduro Sound System』 Frikyiwa(2006)
「昨今のアフリカ音楽たるや、凄いことになってると思います。コノノNo.1やスタッフ・ベンダ・ビリリなど、ルーツを踏襲しつつも踊れる音楽がポコポコ生まれてる。なかでもこのクドゥルのオリジネイターには、テンション的に近いものを感じます」
カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2013年11月27日 18:01
更新: 2013年11月27日 18:01
ソース: bounce 361号(2013年11月25日発行)
構成/編集部