東京事変 @ SUN STAGE
掲載: 2008年08月18日 05:00
更新: 2008年08月18日 17:48
粋な着流し姿で現れた男衆に続き、白の着物+黒の羽織を纏って登場した林檎嬢。伝統的な衣装を個性的に着こなしたファッション同様、この日の東京事変は上品かつ破天荒なステージングで観客を魅了した。
冒頭こそ椎名林檎名義の“丸ノ内サディスティック”であったものの、全体的には最新アルバム『娯楽(ヴァラエティ)』の楽曲を中心に構成された今回のセットリスト。ジャジーでソウルフルでファンキーなサウンドにのせて、林檎嬢は拡声器を使用したり、舞台上を艶やかに練り歩いたり、流し目をキメたりと、曲によってくるくると変化する独特な歌世界をシアトリカルに体現していく。
その後は、今年の〈ライジング〉で個人的に観たいラインナップを披露したり(スチャダラパーやマボロシ、BABEE BOYSなどだそう)、亀田誠治との軽妙なトーク(「師匠、何か皆さんに申し上げたいことはありますか?」と話を振る林檎嬢→観客の期待が一身に集まり、「そんなに求めないでください(笑)」と恥らう亀田誠治→そんな亀田に対して「気持ち悪い(笑)」と愛あるダメ出しをする林檎嬢)を挟んだりしながら、ステージは一気にクライマックスへ突入。“黒猫道”“閃光少女”でキャッチーかつアッパーに盛り上げ、得も言われぬ昂揚感を残してメンバーたちは去っていった。音楽家としてのみならず、表現者としても彼らは超一流なんだなあ、と(特に林檎嬢には女優魂のようなものすら感じた)。そんなことをつくづくと思い知らされたパフォーマンスだった。
(土田真弓)
RISING SUN ROCK FES. 2008 in EZO 東京事変 セットリスト
1. 丸ノ内サディスティック(椎名林檎)
2. ランプ
3. ミラーボール
4. 歌舞伎
5. OSCA
6. ピノキオ
7. キラーチューン
8. 黒猫道
9. 閃光少女
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