DIXIE CHICKSのメンバー2人が新バンドを結成! 5月にアルバムをリリース予定
女性グループとして世界最多のレコード販売記録を持つテキサス州出身のカントリー・トリオ、ディクシー・チックス。そのオリジナル・メンバーであるマーティー・マグワイアとエミリー・ロビンソンの姉妹が、新たにコートヤード・ハウンズというバンドを結成した。
ディクシー・チックスは、2006年にグラミー賞の主要部門を独占したアルバム『Taking The Long Way』をリリースし、それに伴う大規模なツアーを終了させた後、しばらく沈黙を保っていた。マーティーとエミリーは早い時期にバンドとしての活動を再開させることを望んでいたようだが、リード・ヴォーカリストのナタリー・メインズがいまなお休養を欲しているため、2人だけで別名義のグループを結成する運びとなったそうだ。
〈Rolling Stone.com〉によると、すでに2人はオースティンにあるマーティーのホーム・スタジオにてレコーディングを終え、初めてエミリーのリード・ヴォーカルをフィーチャーしたポップなフォーク・アルバムを作り上げたとのこと。歌詞の内容はカントリー歌手であるエミリーの元夫のチャーリー・ロビンソンとの離婚などをテーマにしたパーソナルなものになっており、ゲストとしてボブ・ディランの実子であるジェイコブ・ディランが“See You In The Spring”という楽曲に参加しているそうだ。
コートヤード・ハウンズは3月にテキサスで開催される新人見本市的なフェスティヴァル〈SXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)〉でデビュー・ギグを行い、その後5月にアルバムをリリースする予定だ。その後の本格的なツアー活動も計画されているそうで、マーティーは「ナタリーにも私たちのライヴを観に来てほしい。きっと、彼女がまた音楽を始めるきっかけを与えられると思うから」と語っている。