ROGER WATERSが名作『THE WALL』の完全再現ライヴ・ツアーを敢行
ロジャー・ウォーターズが、ピンク・フロイドの名作『The Wall』の完全再現ライヴ・ツアーを敢行することがあきらかとなった。
このライヴは、元々ピンク・フロイドが80年から81年にかけて31回だけ行ったもので、ベルリンの壁が崩壊した90年には、ウォーターズが同都市で特別に再演したこともある。アルバムのストーリーに沿ってステージと客席の間に巨大な壁を作るなど、非常に凝った演出が話題を呼び、いまでも歴史的な名演として名高い。
そのオリジナルのライヴから約30年を経て、ウォーターズは現代的にアップデートした形でライヴを再演することとなった。今回は横幅73メートル、高さ10.5メートルの白い壁がステージと客席を隔て、それがライヴの途中で打ち崩されるという。他にもイラストレーターのジェラルド・スカーフィーがデザインした人形が登場したり、プロジェクターを使った映像などが映し出される模様だ。ウォーターズは以下のように語っている。
「『The Wall』の物語には何かあるんじゃないかって考えはじめたんだよね。これはある男についての話なんだけど……ある国の他の国に対する振る舞いだとか、ある宗教の他の宗教に対する振る舞いを寓話化したものとしても見られるんじゃないかって考えはじめたんだ。言い換えれば、ピンク・フロイドが80年にやったものや僕がベルリンで90年にやったものよりも、『The Wall』をもっと幅広くて普遍的なものに発展させることができるか、ってことだったんだよ。そのことについてどんどん考えを進めてみた。そしたら突然、いくつかのアイデアが浮かんだんだ。これをこの曲で使って、あれをあの曲で使えば、たぶん目標を達成できるんじゃないかってね」。
今回のツアーは、9月15日の米トロント公演を皮切りに、北米の36都市で開催。歴史的な名演を進化させた同ツアーが大きな話題を呼ぶことになるのは間違いないだろう。







