米のヴェテラン・ブルースマン、PHILLIP WALKERが死去
50年以上のキャリアを誇る米のブルース・シンガー/ギタリスト、フィリップ・ウォーカーが7月22日早朝、心不全のため亡くなった。享年73歳。
37年にルイジアナで生まれたウォーカーは、ケイジャンやクレオールのリズムに影響を受けながら育ち、10代にしてザディコ界の大御所であるクリフトン・シェニエのバンドに加入。59年に拠点をLAに移してからは、初のリーダー作“Hello My Darling”を録音したほか、後の伴侶となるアイナ“ビー・ボップ”ビアトリスと共にフィル・アンド・ビー・ボップ名義で活躍。73年には初のソロ・アルバム『The Bottom Of The Top』をリリースし、その後もハイトーンやラウンダー、アリゲーターといったレーベルから多数の作品を発表した。79年と97年には来日も果たしている。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。