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LITTLE FEATのオリジナル・ドラマー、RICHIE HAYWARDが死去

 

リトル・フィートのオリジナル・メンバーとして知られるドラマーのリッチー・ヘイワードが8月12日、肝臓がんのため亡くなったことがバンドのオフィシャルFacebookにて発表された。享年64歳。彼はがんの治療に専念するため、2009年8月にバンドを離れていた。

60年代よりミュージシャンとして活動していたヘイワードは、69年にローウェル・ジョージ、ビル・ペイン、ロイ・エストラーダと共にリトル・フィートを結成。ロックやブルース、カントリー、ジャズ、ファンク、ニューオーリンズ音楽などの要素を併せ持った独特のサウンドを武器に、『Sailin' Shoes』や『Dixie Chicken』といった数多くの傑作をものにする。バンドは79年に一旦解散するも87年に再結成。ヘイワードは2009年に活動を休止するまで、そのテクニカルかつ味のあるプレイでバンドの屋台骨を支えてきた。

また、彼はセッション・プレイヤーとしても有名で、これまでにボブ・ディランやエリック・クラプトン、ライ・クーダー、バディ・ガイ、トム・ウェイツほか錚々たるアーティストのバックで演奏。日本では、鈴木茂の初ソロ・アルバム『BAND WAGON』や、矢野顕子のファースト・アルバム『JAPANESE GIRL』などへの参加でも知られる。

謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。

カテゴリ : ニュース | タグ : 訃報

掲載: 2010年08月13日 13:00

更新: 2010年08月13日 13:07