THE GAP BANDのベーシスト、ROBERT WILSONが死去

米のヴェテラン・ソウル／ファンク・グループ、ギャップ・バンドのベーシストとして知られるロバート・ウィルソンが8月15日、カリフォルニア州の自宅で亡くなった。享年53歳。死因は心臓発作と見られている。

56年にオクラホマ州タルサに生まれたロバートは、67年に兄のチャーリー、ロニーと共にグループを結成。当初は地元のストリート名を冠したグリーンウッド・アーチャー・アンド・パイン・ストリート・バンドと名乗っていたが、後にその頭文字を取ってギャップ・バンドと改名する。74年にアルバム『Magician's Holiday』でレコード・デビューした彼らは、その後ロニー・シモンズの口利きでマーキュリーと契約。同レーベルから発表した79年のシングル“Shake”がスマッシュ・ヒットを記録し、さらに“I Don't Believe You Want To Get Up And Dance (Oops!)”“You Dropped A Bomb On Me”といったヒット曲を連発して人気バンドの仲間入りを果たす。

90年代に入ってリード・シンガーのチャーリー・ウィルソンがソロ・デビューするも、バンドの活動は現在まで継続しており、今月28日には地元タルサの音楽フェスティヴァルに出演予定だった。チャーリーは「ロバートは最高のベース奏者だったよ」とのコメントを寄せている。

謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。