GLOBAL COMMUNICATION、十数年ぶりにコンビでの活動を再開
トム・ミドルトンとマーク・プリチャードによる音楽ユニットのグローバル・コミュニケーションが、十数年ぶりにコンビで活動を行うことがあきらかとなった。
共にUK出身の2人は91年にパートナーシップを組むようになり、92年よりグローバル・コミュニケーションとしての活動を本格スタート。94年にはアンビエント・ミュージックを代表する名盤としても名高い『76:14』を発表し、その評価を確固たるものとした。2人はその後もジェダイ・ナイツやカメレオンといったプロジェクトを始動させるも、97年に発表したグローバル・コミュニケーション名義のシングル“The Groove”を最後にソロ活動へと移行。プリチャードはハーモニック33やハーモニック313ほか数多くのユニット名義で作品をリリースし、ミドルトンもDJ/プロデューサーとして幅広い活動を展開している。
彼らは10月21日に、オランダはアムステルダムのクラブ〈Air〉で開催されるダブファイア主催のパーティー〈ADE〉に出演することが決定。まずメイン・ルームでアンビエント・セットのライヴ・パフォーマンスを行い、続いてセカンド・ルームでエクレクティックなDJセットを披露するとのことだ。グローバル・コミュニケーション名義では2005年にミックスCD『Fabric 26』を発表しているものの、同作はお互い異なる場所でレコーディングした音源をそれぞれのパートに分けて収録したものなので、今回のイヴェント出演が2人揃ってとしてはひさびさの活動となる。
なお、彼らは今後も引き続き各地でライヴを実施する予定で、いっしょに新曲を制作する計画も練っているとのこと。ファンは伝説的デュオの本格復活を喜ぼう。