BRUCE SPRINGSTEENの盟友、CLARENCE CLEMONSが死去
ブルース・スプリングスティーンが率いるE・ストリート・バンドのサックス奏者として知られるクラレンス・クレモンズが、6月18日に脳卒中の合併症のため亡くなった。享年69歳。彼は今月12日にフロリダの自宅で倒れたと報じられていた。
〈ビッグ・マン〉の愛称で親しまれたクレモンズは71年にスプリングスティーンと出会い、翌年にリリースされた彼のデビュー・アルバム『Greetings From Asbury Park, N.J.』の制作に協力。その後も、E・ストリート・バンドのメンバーとして“Born To Run”“Thunder Road”といったスプリングスティーンの代表曲の録音やライヴに参加するなど、40年近く行動を共にしていた。ソロでも『Hero』などの作品を発表し、ジャクソン・ブラウン、アレサ・フランクリン、リンゴ・スターらさまざまなアーティストと共演。最近では、レディ・ガガの新作『Born This Way』に収録されている“Hair”“The Edge Of Glory”でサックス・プレイを披露しており、〈SUMMER SONIC 2011〉への出演も予定されていた。
訃報を受け、スプリングスティーンは自身のオフィシャルサイトにて「彼の人生、思い出、そして愛は僕たちのバンドのなかに生き続けるだろう」というコメントを発表。U2、コールドプレイ、スラッシュなども哀悼の意を表している。謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。