NICO Touches the Walls、新曲が映画「スイッチを押すとき」主題歌に
ニュー・シングル“手をたたけ”のリリースを8月17日に控えるNICO Touches the Wallsが、新作映画「スイッチを押すとき」の主題歌を担当することが発表された。
9月17日公開の「スイッチを押すとき」は、「リアル鬼ごっこ」などで知られる山田悠介の同名小説を映画化したもので、人気若手俳優の小出恵介と水沢エレナが主演を務める作品。〈青少年自殺抑制プロジェクト〉のための施設を舞台に、小出演じる看守と、自殺するためのスイッチを渡されながらも行き続ける6人の少年少女を中心にストーリーが進行するヒューマン・サスペンスとなっている。
NICO Touches the Wallsは、同映画に新曲“Endless roll”を提供。ベーシストの坂倉心悟が初めて作詞と作曲の両方を手掛けたこの楽曲は、バンドにとって新機軸となるドラマティックなミディアム・ナンバー。坂倉は今回の発表に伴い以下のコメントを寄せている。
「“Endless roll”をこの映画の主題歌に起用していただけたことを、とても光栄に思っています。この曲を作るにあたって映画を見たとき、自分や、人生の転機を迎える20歳前後の友人たちに、どこか重なるものを覚えました。それは、自分の置かれている状況が思い描いていたものとは異なっていたり、自信がなくなったときに感じる喪失感のようなものかもしれません。そんなとき、自分一人だけが取り残されてしまったように感じることがあると思います。でも、その瞬間もただ同じ場所をぐるぐると回っているだけではなく、そこは螺旋階段で、映画のエンドロールのようにちゃんと自分は上昇しているということに気づいてほしい。そして、僕自身も、この映画の主人公たちのように、状況を見極め、受け入れて、自分の道を切り開いていきたい。そんな思いで、この曲を書きました。〈スイッチを押すとき〉を観て、この曲が流れたときに、何か勇気や希望といったような感情を最後に残せたらうれしいです」。
なお、“Endless roll”の発売はいまのところ未定なので、ファンはぜひ映画館でニコの新曲をチェックしよう!