マーシャル・アンプの創設者、ジム・マーシャルが死去
エレキ・ギターおよびベース用アンプの名ブランドであるマーシャルの創業者、ジム・マーシャルが亡くなったことが、同社のオフィシャルサイトを通じて発表された。享年88歳。
プロのドラマーとして活動していたジムは、60年にロンドンで楽器店を開業。62年に最初のマーシャル・アンプ〈JTM45〉を開発し、大音量かつワイルドなサウンドを求めていた当時のロック・ミュージシャンたちの支持を集めることになる。65年頃にはザ・フーのピート・タウンゼントの要望に応える形で、12インチ・スピーカー4個のキャビネット2台を重ねた独特のスタイル〈マーシャル・スタック〉を発案。その後も、ジミ・ヘンドリックスやジェフ・ベック、エリック・クラプトン、元ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュといった名だたるギタリストたちが好んで同社のアンプを使用するなど、ロックを語る上で外すことのできないメーカーとして多くのミュージシャンに愛され続けてきた。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。