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マイブラのケヴィン・シールズ、年内にリリース予定の新作について語る

 

 

マイ・ブラディ・ヴァレンタインのケヴィン・シールズが、2012年内のリリースを予定しているバンドのニュー・アルバムについて、UKの音楽メディア〈The Quietus〉のインタヴューにて語った。

先月に〈Mojo〉および〈Pitchfork〉の取材において、未完成のまま終わっていたサード・アルバムと、今年に入って新たに録音したEPを年内に発表予定であることを明かしたケヴィン。今回のインタヴューでは、そのアルバムの進捗具合について、「いまは8番目の楽曲に取り掛かっていて、自分はそのためにヴォーカルを録るところ。その後に9番目の楽曲を最初から録音する。それで私がそれらをミックスする予定だ。でも心配しなくても大丈夫だよ、私のミキシング作業はそれほど遅くないからね」と説明。「それは『Loveless』のように聴こえることはないと思うし、別の世界を体験できるはずだよ」としている。

また、彼は「『Loveless』の楽曲は歌詞や楽節が循環するという部分において、フォークやブルースとの共通点が多かった。新しい楽曲はもっと……時にはそんな感じだったり、時にはワン・ヴァースのみの楽曲だったり、音の断片だったり、まったく違うものになっている。もっと伸長していて……より生々しい感じだね。アグレッシヴなギターもたくさん入ってるよ」とも語っており、かなり実験的な作品になりそうだ。

長らく待たれていた88年作『Isn't Anything』と91年作『Loveless』のケヴィン本人によるリマスター盤、そして未発表音源を含む編集盤『EP's 1988-1991』がようやく発売され、ふたたび注目が集まっているマイブラ。ファンは新作も無事にリリースされることを願おう。

カテゴリ : ニュース ニューリリース

掲載: 2012年05月09日 15:17