タワー渋谷店にザワちゃん! 花澤香菜“初恋ノオト”発売記念イヴェント・レポ
現在放送中のTVアニメ「貧乏神が!」の主人公・桜市子や「カンピオーネ! ~まつろわぬ神々と神殺しの魔王~」の万里谷祐理、さらに「化物語」「偽物語」の千石撫子、「青の祓魔師」の杜山しえみなど、数々の作品で人気キャラクターのキャストを担当している声優の花澤香菜。今年4月にROUND TABLEの北川勝利がプロデュースしたシングル“星空☆ディスティネーション”でデビューし、オリコンの週間チャートで初登場7位を記録するなど、歌手としても注目を集めている彼女が、7月22日にタワーレコード渋谷店B1の〈STAGE ONE〉で新曲“初恋ノオト”の発売記念イヴェントを行なった。
同店で配布した入場券を持つ一部のファンのみが参加できたこのイヴェント。今回のシングル収録曲すべての作詞/作曲/編曲を手掛けた中塚武を筆頭に、ギター、サックス&フルート、ヴァイオリン2名、ヴィオラ、チェロという豪華編成の生演奏をバックに、まずは表題曲“初恋ノオト”を披露。爽やかなアレンジに乗って瑞々しい歌声を聴かせる。続くサンバ風のノリノリなポップ・チューン“裸足のvacation!!”では、「ラーラーラーラーラーってところがあるんですよ。みんなで歌ってほしいなあって思います」という彼女のお願いにオーディエンスも満面の笑みで応え、みんなで右に左にと青いサイリウムを振って早くも会場は一体に。最後は「初恋のことなどを思い出しながら聴いていただけたら」という“虹のそら”をしっとりと歌い上げてライヴを終えた。
この後は、中塚武を交えてのトーク・パートに移行。あまりに爽やかすぎて中塚のことを直視できないという花澤を、中塚は「声だけで場の空気を持っていく力がある」と絶賛。花澤は恐縮してどんどん縮こまっていく。また、彼が花澤の楽曲を制作するにあたってまず念頭に置いたのは、トーレ・ヨハンソンがプロデュースしていた頃の原田知世の音楽であったことなどが打ち明けられ、お客さんが納得する一幕も。花澤は“初恋ノオト”について、最初は音域の幅が広くて歌いこなすのに苦労したと前置きしつつ、「曲ができあがって歌っていくうちにどんどん染み込んでいって、素敵な曲だなぁって」感じたとのこと。相思相愛のコラボレーションとなった模様だ。
続いて、七夕キャンペーン〈かなばた ~かながかなえる七夕の願い~〉で募集した彼女への〈願い事〉をかなえるというコーナーに突入。ひとつめの〈今日の衣装を見せびらかすように一回転した後、ドヤ顔をキメてくれますように〉というリクエストに、「ここ一帯ではドヤ顔をキメたら右に出るものはいない」と言い放って見事なドヤ顔を披露。次の〈スギちゃんのモノマネで“初恋ノオト”の宣伝をお願いします〉というムチャ振りにも、「ザワちゃんだぜ~」と見事なアドリブで切り抜け、会場から喝采を浴びていた。そして最後はもう一度“初恋ノオト”をパフォーマンスして終了。終始楽しそうな笑顔を見せている花澤が印象的で、ファンも大満足のイヴェントとなった。