NO USE FOR A NAMEのフロントマン、トニー・スライが41歳の若さで死去
カリフォルニア発のヴェテラン・パンク・バンド、ノー・ユース・フォー・ア・ネーム(以下:NUFAN)でヴォーカルとギターを担当するトニー・スライが死去。享年41歳。死因はあきらかとなっていない。
これは昨日8月1日、バンドの所属レーベルであるファット・レックのサイトにて発表されたもの。レーベルの主宰者であるNOFXのファット・マイクは、「私の最愛の友人であり、お気に入りのソングライターがあまりにも早くいなくなってしまった」とコメント。NUFANのFacebookページには、7月31日にトニーが亡くなっているのを発見したというベースのマット・リドルからのメッセージが掲載されており、彼は15年以上に渡って共に活動したトニーを失った衝撃の大きさについて説明。また、トニーと親交の深いHi-STANDARDの横山健や難波章浩も、Twitterに追悼コメントを投稿している。
トニーは87年に結成されたNUFANに89年に加入。バンドは西海岸のメロディック・パンク・シーンで活躍し、93年作『The Daily Grind』を皮切りにファット・レックからリリースを続け、日本でも高い人気を獲得。2003年に初来日して以降、何度もジャパン・ツアーを行っている。また、トニーは2010年に『12 Song Program』、昨年に『Sad Bear』という2枚のソロ・アルバムを発表しており、今年6月にはラグワゴンのジョーイ・ケイプとのアコースティック・アルバム第2弾『Acoustic Vol.2』をリリースしたばかりだった。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。