村八分のギタリストとして知られる山口冨士夫が死去
村八分 『ぶっつぶせ! -1971北区公会堂 Live-』ジャケット画像(写真右が山口冨士夫)
伝説的なロック・バンド、村八分などで活躍した山口冨士夫が、昨日8月14日21:30頃に死去した。享年64歳。本人の意向により、葬儀は密葬になるという。
山口冨士夫 『1992 Atmosphere 1 # 2』ジャケット画像
山口はGSバンドのザ・ダイナマイツのギタリストとして67年にシングル“トンネル天国”でデビュー(同ナンバーではヴォーカルも担当)。バンドが69年末に解散すると、京都でチャー坊こと柴田和志らと村八分を結成し、日本のロック・シーンに大きなインパクトを残した。その後はリゾートやTEARDROPSなどのグループで活動を行い、名盤『ひまつぶし』をはじめとするソロ・アルバムも多数発表。裸のラリーズに在籍していた時期もあり、RCサクセションやシーナ&ザ・ロケッツらの作品にも参加していた。
2007年秋に持病の糖尿病が悪化し活動を休止したものの、2008年11月からライヴ活動を再開。2010年にはタワーレコード渋谷店で村八分のライヴ盤『ぶっつぶせ! -1971北区公会堂 Live-』の発売記念インストア・イヴェントを実施し、近年もザ・ダイナマイツのメンバーだった吉田博らとライヴを行っていた。謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。