タワー音楽ニュース的♪今週のレコメン盤(2013/9/9~9/15)
〈NO MUSIC, NO LIFE.〉な生活を送るタワーレコード音楽ニュースのスタッフが、今週リリースされた作品のなかから注目のアイテムを、普段のニュースでは紹介できなかったものを中心に独断でピックアップ!
【DUB / ROCK】
あらかじめ決められた恋人たちへ 『DOCUMENT』(KI-NO Sound)
鍵盤ハーモニカ奏者の池永正二を中心とするインスト・ダブ・ユニットの約2年ぶりとなるフル・アルバム。〈旅立ち〉をコンセプトに構築されたシネマティックに疾走する轟音サウンドは、シューゲイザー的な恍惚感をも内包している。
【BREAKBEATS】
Hair Stylistics 『Dynamic Hate』(disques corde)
音楽家/作家/イラストレーターなど多彩な顔を持つ中原昌也が、Hair Stylistics名義で放つ渾身のビート・アルバム。さまざまなヴィンテージ機材を使って生み出されたローファイでサイケな音世界は唯一無二。ラッパーの鎮座DOPENESSが1曲でゲスト参加。
【POP / ELECTRONICA】
cuushe 『Butterfly Case』(flau)
2012年発表のEPが海外メディアで絶賛された、京都出身の女性アーティストによる4年ぶり2枚目のオリジナル・アルバム。透明感に満ちた淡い歌声を幾重にも重ね、残響音をたっぷり含んだ儚げなサウンドと共に繊細なポップネスへと転化していくドリーミーな一枚。
【NU DISCO】
Monkey Timers 『FUTURE KLUBB』(Disko Klubb)
ニュー・ハウスやディスコ・ダブ以降の地下シーンで暗躍する、海外の大物DJからの評価も高いユニットが3枚目のミックスCDをドロップ。Force Of NatureのDJ KentがThe Backwoods名義でリミックスを手掛けることも話題のオリジナル・トラック“Monk”収録。
【POP / EXPERIMENTAL】
三富栄治 『ひかりのたび』(Sweet Dreams)
TEASIのメンバーとしても知られるエレクトリック・ギター奏者、三富栄治の4枚目のアルバムが到着。これまでの独奏スタイルは影をひそめ、ヴァイオリニストの波多野敦子をはじめとする手練の演奏家たちを招集した、コンポーザーとしての魅力も光る作品。