〈ポリスとコソ泥〉で知られるレゲエ・シンガー、ジュニア・マーヴィンが死去
ジュニア・マーヴィン 『Police and Thiev』ジャケット画像
ジャマイカの伝説的なレゲエ・シンガーとして知られるジュニア・マーヴィンが、12月2日、同国の東海岸に位置するポート・アントニオの病院にて亡くなった。享年67歳。彼の息子であるケヴィン・スミスが現地のメディア〈Jamaica Observer〉に語ったところによると、マーヴィンは糖尿病と高血圧の治療のため11月28日に入院していたという。
ポート・アントニオに生まれたマーヴィンは、60年代にシンガーとしてのキャリアをスタート。76年にリー“スクラッチ”ペリーのブラック・アーク・スタジオにて録音したシングル“Police and Thieves(邦題:ポリスとコソ泥)”がヒットし、翌年には同名のアルバムも発表。UKのパンク・バンドのクラッシュが“Police and Thieves”をカヴァーしたことにより、ロック・シーンにもその名が広く知られることとなった。84年にはヘンリー“ジュンジョ”ロウズが手掛けたチャンネル・ワン・スタジオでのアルバム『Muggers In The Street』をリリースするなど、80年代から90年代にかけても数枚の作品を残している。謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。