スリップノットからドラマーのジョーイ・ジョーディソンが脱退
ハンドメイドのグロテスクなマスクや激しいライヴ・パフォーマンスで世界的な人気を誇るUSはアイオワ発のヘヴィー・ロック・バンド、スリップノットから、オリジナル・メンバーのひとりであるドラマーのジョーイ・ジョーディソンの脱退が発表された。
スリップノットのオフィシャルサイトに掲載された声明によると、今回の脱退はジョーイの個人的な理由によるものとのこと。バンドは「ジョーイの未来が最高のものになることを願っている」と綴っており、ファンへ向けて「きみたちの多くが、なぜこのような事態が起こったのかを知りたいと思う気持ちは理解できる。そして我々は、近い将来その質問に応えられるよう全力を尽くすつもりだ」と説明。当面の活動については、「来年に新しいマテリアルをリリースするための計画をこのまま進める」と語っている。
95年にリーダーのショーン・クラハン(パーカッション)や故人のポール・グレイ(ベース)らと共にスリップノットを結成したジョーイは、高速のブラスト・ビートも難なくこなす圧倒的なテクニックを武器にバンドの屋台骨として活躍。スタティック・Xのトリップ・アイゼンとのバンド、マーダードールズでは素顔でギターやベースを担当し、今秋にはソロ・プロジェクトのスカー・ザ・マーター名義でデビュー・アルバムを発表するなど、多彩な活動を展開してきた。突然の脱退発表は残念だが、ファンはこれからも両者の活躍を見守ろう。