庵野秀明×樋口真嗣の最強コンビで映画『シン・ウルトラマン』プロジェクト始動。斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊ら豪華キャストが出演決定
1966年に世の子供たちを熱狂させた特撮TVドラマで、今なお根強い人気を誇るヒーロー「ウルトラマン」が、『シン・ウルトラマン』として映画化されることが明らかになった。
本作の企画と脚本を務めるのは、自身も「ウルトラマン」シリーズのファンであることを公言する庵野秀明。そして、監督を務めるのは、「新世紀エヴァンゲリオン」をはじめ、数々の傑作を庵野と共に世に送り出してきた盟友 樋口真嗣。記憶に新しい『シン・ゴジラ』で第40回日本アカデミー賞 最優秀作品賞、最優秀監督賞など主要7部門で最優秀を受賞した最強コンビが、満を持してこの新たな空想特撮作品に臨む。
『シン・ゴジラ』が初代『ゴジラ』(1954年)の現代社会での再構築であったように、本作も当時初めてテレビで「ウルトラマン」を目撃したときと同様の衝撃をもたらすことを目指すという。「ウルトラマン」の企画発想、原点に立ち還りながら、『シン・ゴジラ』がそうであったように、現代社会を舞台に「未だ誰も見たことのないウルトラマン」が存在する世界の体験を目標にするとのこと。
この度、2021年公開予定、映画『シン・ウルトラマン』の制作が発表となりました。
— 株式会社カラー (@khara_inc) July 31, 2019
樋口真嗣監督率いる樋口組に、庵野秀明が企画・脚本として参加いたします。
なお、脚本検討稿は2019年2月5日に脱稿、庵野は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の完成後、樋口組に本格的に合流する予定です。
さらに主要キャスト陣も決定。主人公の「ウルトラマン」には、『シン・ゴジラ』でも僅かな出演ながら強烈な存在感を残した斎藤工。『昼顔』、『高台家の人々』など様々なジャンルの作品に出演を続け、正統派から怪役までいろいろなキャラクターを演じ分ける斎藤工に白羽の矢が立った。そして主人公の相棒役に『マスカレード・ホテル』、『キングダム』、『コンフィデンスマンJP』と話題作、大ヒット作には欠かせない女優 長澤まさみ。また、『名探偵ピカチュウ』の声優や『散り椿』など幅広い役柄でその存在感を示す西島秀俊と豪華キャストが集結した。
今回の発表に併せて、樋口真嗣、斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊からコメントが届いている。
あらたな、でもそれは私が物心ついた頃から輝き続けているバトンを託されました。
先輩たちが生み出し育ててきた、眩しく重たいそのバトンを次につなぐ責務を粛々と努めて参る所存です
―― 樋口真嗣
「シン・ウルトラマン」に寄せて私に大役の白羽の矢が立った事以上に、この壮大なプロジェクト及び手にした脚本に至極興奮致しました。
かつて、何者でも無かった私は一度だけ、生前の実相寺昭雄監督にお会いする機会があり、前のめりに当時の円谷プロや「ウルトラマン」の様々な話を伺えた事は、全て“ココ”に繋がっていたのではないかと今振り返ると思います。
「ウルトラマン」への特別な想いを持たれていらっしゃる庵野さん、樋口監督と共に、若輩者ながら私の37年間を本作に注ぎたいと思います。
「シン・ウルトラマン」が今の日本に、未来の日本に、必要な作品になるよう、頼もしきスタッフ、共演者の方々と高みを目指します。
―― 斎藤工
誰もが憧れる庵野さんの作品に出演出来る事をとても光栄に思います。「シン・ゴジラ」も劇場へ観に行ったのですが、お客さんの満足感や充実感をその場で強く感じました。
今回の作品では思いがけない展開もありますが、今を生きぬく事はいつもどんな時も精一杯です。作品を通して少しでも多くの人の心に届くものになればいいなと思います
―― 長澤まさみ
世界的人気で誰もが知る「ウルトラマン」を、あの『シン・ゴジラ』チームが再集結して映画化するとお話を伺った時の驚きと興奮がいまだに冷めません。
そして、そのチームに参加できることを非常に光栄に感じています。
脚本を読ませていただきましたが、ファンの方もそうでない方もきっと楽しめる一級のエンターテイメント作品になると確信しています。初めてご一緒する樋口監督のもと、“誰も見たことのないウルトラマン”の世界に命を吹き込む一員として、精一杯演じさせていただきます
―― 西島秀俊
▼映画情報
『シン・ウルトラマン』
2021年予定
キャスト:斎藤工 / 長澤まさみ / 西島秀俊
製作:(株)円谷プロダクション / 東宝(株) / (株)カラー
配給:東宝(株)
(C)2021「シン・ウルトラマン」製作委員会
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース | タグ : 映画
掲載: 2019年08月01日 15:14