映画『イエスタデイ』、THE BEATLES(ザ・ビートルズ)がいない世界を描くためにダニー・ボイル監督が書いた4通の手紙。Paul McCartney(ポール・マッカートニー)は「変装して一般の人たちと劇場で観た、いい作品だったよ!」とコメント
10月11日に日本公開される映画『イエスタデイ』。本作は「もしも自分以外にTHE BEATLESを知らない世界になってしまっていたとしたら!?」というユニークな設定で、音楽、夢、友情がTHE BEATLESの名曲に彩られ展開していく壮大なドラマとなっている。
権利元はもちろんのこと、Paul McCartneyとRingo Starr、そしてJohn LennonとGeorge Harrisonの関係者の承認が得られなければ、本作を製作することはできなかった。THE BEATLESの大ファンである脚本担当のリチャード・カーティスと製作会社「ワーキング・タイトル」は早い段階から交渉に取り掛かったそう。一方、ダニー・ボイル監督は「この企画に参加する前、私が映画でしようとしていることをPaulとRingo、オリヴィア・ハリスンとオノ・ヨーコへ手紙を書いた」と4通の手紙を書いたと明かしている。「誰かしらは怒ったりするだろうと懸念していたんだけど、Ringoとオリヴィアからとてもラブリーな返事をもらった。詳細は言えないが、とても私にとって特別なものになったよ。」と無事承諾を得て、製作へと進めることができた。
また、本作には音楽プロデューサーのAdem Ilhanと作曲家のDaniel Pembertonが参加し、THE BEATLESの楽曲に対して人々が抱く感情的な繋がりを損なうことなく、曲を解釈し直すことを目指した。Pembertonは「これは音楽の力を題材とした素晴らしい作品だ。音楽は人々を結びつけ、世界を変えることもできる。音楽が持つパワーと再び繋がれたことこそが最高のご褒美だった」と本作に関わることができた喜びを語っている。
そして、先日、元THE BEATLESのメンバーであるPaul McCartneyは妻のナンシー・シェベルと劇場で本作を鑑賞したそうで、「僕にとっては好都合のストーリーだよ。僕たちは後列に座っていたんだけど、観客のひとりが「これはPaulによる偉大な曲だ」と言っていてちょっと恥ずかしかったな(笑)。観客と一緒に観ることができて良かった。いい作品だったよ」とアメリカの番組でコメントしている。
本作の核でもある「THE BEATLESの楽曲」を見事にストーリーへ組み込むことに成功し、製作陣の音楽愛に溢れた本作にぜひ注目してほしい。
▼映画情報
『イエスタデイ』
10月11日(金)全国ロードショー
監督:ダニー・ボイル
脚本:リチャード・カーティス
製作:ティム・ビーヴァン / エリック・フェルナー / マット・ウィルキンソン / バーニー・ベルロー / リチャード・カーティス / ダニー・ボイル
製作総指揮:ニック・エンジェル / リー・ブレイザー
出演:ヒメーシュ・パテル / リリー・ジェームズ / ケイト・マッキノン / Ed Sheeran(本人役)
配給宣伝:東宝東和
(C)Universal Pictures.
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カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース | タグ : 映画
掲載: 2019年10月07日 16:53