すとぷり、生配信ライヴ「すとろべりーめもりー in バーチャル!Vol.2」レポート到着
8月28日に「すとぷり」のYouTube公式チャンネル「すとぷりちゃんねる」、TikTok、bilibilにて、全世界同時配信ライヴ「すとろべりーめもりー in バーチャル!vol.2」が生配信された。大盛況に終わった同ライヴのレポートをお届けする。
念ずればこそ。すとぷりが今年6月に結成5周年を記念し発表した楽曲“プロポーズ”の中には「世界を愛で埋め尽くしちゃおう」という歌詞が出てくるのだが、未だに不安の絶えない渾沌とした状況が続いているなかであるからこそ、彼ら6人が明るく、そして力強く歌い上げるその調べからは、とてもポジティヴな言霊を感じることができる。
「わこぷりー!」、「Yeah!!」、「かましてこうぜ!」と有観客生ライヴと変わらないほどの高いテンションをみせるメンバーたちが、このたび8月28日にオンライン上で展開してみせたのは、春に続き2回目となったバーチャル・ライヴ「すとろべりーめもりー in バーチャル!Vol.2」。
今年は1月23日に予定されていた武道館公演「3rdフルアルバム『Strawberry Prince』発売記念プレミアムライブ! in 日本武道館」と並んで、8月21日と22日にわたっての開催が告知されていた「すとろべりーめもりー Vol.Next!! in メットライフドーム」までもが中止になってしまったものの、すとぷりの面々がそうした状況に屈することがあるわけもなく、今回もまたリスナーと共有しあえる場を彼らは仮想空間上に作り上げてくれたのだ。
メンバーのるぅとが作曲に参加し、リーダーのななもり。が「退屈な毎日にバイバイ グズグズしてちゃもったいない 次に行こう!」、「大切なものはここにある」というメッセージを詞に込めた“Streamer”から始まった今宵のライヴは、これまた5周年を記念して生まれたラディカルなラップ・バトル・チューン“STAY PROUD”と共に、オープニングからいきなりハイボルテージな盛り上がりを見せる。
「まだライヴは始まったばかりですが、なんとライヴが始まる前からもうTwitterで「#バーチャルすとぷり」がトレンド入りしておりまして、メチャクチャ盛り上がってます。みんなありがとう! 今日はみなさん、最後まで楽しんでもらえると嬉しいでございます。よろしく!!」(ななもり。)猛スピードでリスナーによる歓喜のコメントがタイムラインに溢れていくさまは、すとぷりの凄まじい人気ぶりをそのまま表す。彼らはその怒濤の勢いにさらなる油を注ぐかの如く、ここからは夏曲メドレーとして“苺色夏花火”、“チェキラ☆”、“よさこいディスコParty”を連続投下する。
通称「信号機組」と呼ばれている莉犬×ころん×るぅとの3人によるワチャワチャ感が満載なMCを挟んだあと、彼らの持つかわらしさが弾けた“咲かせて恋の1・2・3!”、アルバム『Strawberry Prince』収録“じゃむじゃむシグナル”、そしてナユタン星人によるダンス・チューン“スキスキ星人”の計3曲を、信号機組ならではの楽しいパフォーマンスで我々に届けてくれた。
一方、通称「大人組」のななもり。×ジェル×さとみは歌の前に突然の指スマゲームを開始し、最下位となったジェルが罰ゲームとして「ひとりすとぷり」を強制されてしまうという謎の一幕を挟んできたが、メンバー個々の微妙な特徴をデフォルメしたジェルのモノマネはなかなかに秀逸だったと言っていい。それでいて、このあとにはまさに大人な余裕が「僕を頼っていい」という歌詞からも感じられた“僕らだけのシャングリラ”や、シリアスな空気感と気怠いミッドテンポが融合したロック・チューン“ドラマチックのアンチ”、ノスタルジックなテイストを漂わせたメロディと哀切に満ちた歌詞で彩られた“脳内ピエロ”の3曲で、大人組だからこそ為し得る表情豊かな表現を呈示してくれた。
なお、今回のバーチャル・ライヴでは本編後半に突入する前のタイミングで新衣装のお披露目も行われ、中世ヨーロッパの貴族や王族を思わせるようなエレガントでゴージャスなブラック・プリンス仕様になったメンバーが、リスナー向けて個々にスクショ・タイムを設けてオリジナルのポーズをするサービスがあったほか、新曲“シンドロームラブ”や“Very”を歌ったあとには、6人がそれぞれのためにデザインされた「あにまるヘアバンド」を装着してみせる場面も。これによって莉犬は耳が計6つにアップデートしてしまうという事態が勃発したが、本人いわくこれはメンバーやリスナーの言葉を逃さず聞き取るためのものである、とのことだ。
かくして、ここから締めくくりに向けてのパートでは、すとぷりが歌うからこその説得力を持つ真摯な愛の歌“Prince”、この記事の冒頭でも触れたHoneyWorksことハニワによる楽曲“プロポーズ”がしっかりと歌い上げられ、そのあとには6人からリスナーへの率直な言葉が届けられた。
みんなー、楽しかったですか? うんうん、本当にたくさんのコメントとかTwitterの投稿をしてくれてありがとうございます! 僕たちもすっごい楽しかったです。今年の夏はみんなにリアルで会えるはずだったライヴができなくなってしまって、悲しいなとか、寂しいなとか、悔しいなっていう気持ちになることがあって、きっと応援してくれているみんなも同じような気持ちになっていたと思うんです。でも、だからこそ今年の夏はそういういろんな気持ちが上書きされるくらいの楽しいと嬉しいを届けよう! ということで、すとぷりとしての毎日動画投稿や長時間リレー生放送、このバーチャル・ライヴ、そして個人個人の活動とかもここまでやってくることができました。みんな、たくさん受け取ってくれてありがとうございます。僕たちはいつか「きみ」に会えるまで走り続けるから、きみも僕たちのそばにいてください! 僕も全力で頑張ります。これからも、すとぷりをよろしくお願いいたします!!
―― るぅと
みなさん、今日のバーチャル・ライヴは楽しかったですか? このライヴをやるまでには、リハーサルを何回もやって時間をかけながら、僕たちはみんなに楽しんでもらえるように頑張ってきました。途中で、毎日動画投稿とリハーサルが被ったりして「これはどう考えてもスケジュール、キツいやろ……!」ってなったり、くじけそうになったことが何度もあったんやけど、そのたびにみんなからTwitterとか生放送とかで元気を貰って「僕たちは、きみたちが笑顔でいてくれてるから頑張れるんだな」と思って、一生懸命ここまでやってくることができました。みんながいてくれたからこそ、この夏を一緒に楽しめたんじゃないかと思ってます。本当にありがとうございました!! でも、また直接みんなの顔を見てライヴをできるときがやってくるのであれば、そのときはまた僕も全力で盛り上げるので、そのときには遊びに来てくれると嬉しいです。これからもかますぞー!!
―― ころん
なかなかこういうバーチャルなライヴの空気感って、俺たちもそんなに場数を踏んでないからこそ「ちゃんと伝わるかな」って不安とかもあったんだけど、みんながこうしてすごいたくさんのコメントをくれたり、いろいろ返ってくる反応を見て、今日はみんなと一緒に大成功させることができたと言えるんじゃないかと思います。本当にありがとうございました! ころんも言ってた通り、この夏は毎日動画を投稿したりリハがあったりマジでヤバい日があって、屍になるんじゃないかっていう日もあったけど(笑)、生放送とか動画に対するみんなのコメントやひとつひとつのその声が、俺にとっては活動していくうえでの原動力になってるな、ってすごく実感した夏でした。このバーチャルなライヴも、ほんとやれて良かったです。ただ、いつになるかはわからないけど直接みんなと会える機会を作れるように今後も全力でかましていくんで、これからもよろしくお願いします!
―― さとみ
いやー、今日はバーチャル・ライヴを観てくれてありがとう! この夏、俺は本当に頑張れたなと思います。すとぷりの毎日動画投稿に生放送、俺のチャンネルの動画だったり配信だったり、できることは全っっ部やれたなと思います。でも、予定してたこの夏ライヴができなくなったときは、「これまでも何回も奪われてきたし、なくなってきたし、もう慣れた。俺は大丈夫や、負けないぞ!」っていう気持ちでやってきたんやけど、途中でやっぱり「寂しいな」っていう想いが強くなりました。この夏を駆け抜けることができたのは、きみのおかげです。きみの好きの気持ちのおかげです。バーチャル・ライヴも楽しかったけど、次に本当に会えるときにはもっともっと楽しく、もっともっと嬉しくなれるんじゃないかと思います。また会えるときまで、僕たちは走り続けるのでついて来てくれると嬉しいです! 今日は本当にありがとうございました!
―― ジェル
これで夏も終わるのかと思うと、あっという間だったなぁ。ちょっと寂しいなぁ。毎年、すとぷりの夏には思い出があってそこにはいつも青春を感じるなと思ってきたんだけど、いつもライヴとかをやってみんなと一緒に駆け抜けてきたなかで、今日のバーチャル・ライヴがきみにとっていい思い出になってくれたらすごく嬉しいです。俺はね、この夏が終わったら3ヶ月くらい寝ようかなって思うくらい動画の投稿を頑張ったんだけど(笑)、何度も諦めそうになったし、リレー放送が繋がってからリハだったときも、ほんとに「行くのやめようかな」って思ったけど、「いいライヴにしなきゃ!」と思って頑張ったよ。そうやって日々を積み重ねてきたり、今日こうして素敵なライヴの日を迎えることができたのは、喜んでくれるきみがいるからです。きみがいるから頑張れる。いつも応援してくれてありがとう。みんなも言ってるけど、この夏リアルなライヴをする予定でしたが中止になって「またか……また奪われるのか」と感じるこの気持ちが悔しいし、悲しい気持ちに慣れてしまうのも悔しいので、必ずまたみんなと会える日を作ります。そのときはまた、一緒に楽しんでくれたら嬉しいな思います。これからもすとぷり、まだまだ頑張ります!!
―― 莉犬
思い返すと去年は春と夏に無観客ライヴをやって、今年は4月と今日バーチャル・ライヴがあって、この4回の配信では「楽しい」をみんなにたくさん届けることができました。でも、その裏側にはライヴの延期や中止があったわけで、悲しさとかやるせないけど仕方ない、やっぱりつらいみたいな気持ちも当然あって。いろんな想いがごちゃごちゃになって、不安とずっと隣り合わせなところはあるんだけれども、そんななかでも「楽しい」を作れるように努力し続けてきたのがこの1年半、いや1年半以上の日々でした。そして、今日こうしてまたバーチャル・ライヴをみんなに届けることができてすごく嬉しいです。すとぷりの活動は、今こうして生でライヴを観てくれたり、各SNSにコメントや感想を書いてくれたりするきみの声があるからこそ、俺たちも「もっともっと!」って思ってかまし続けられているんです。みんなには感謝してます、いつもありがとう。この活動はきみの声がある限り止まらない、終わらないものなので、この夏はひとつの節目としてここで終わりますが、これからもまだまだたくさんの楽しいを届けられるよう、すとぷりのメンバーは6人でベストを尽くしていきます。これからもよろしくお願いします!!
―― ななもり。
何があっても、どんな状況でも、前を向き明日に向かって進み続けるすとぷり。そんな彼らの「これから」を予告する「重大なお知らせ」と題された動画が流れ、2022年にすとぷり史上最大規模となる関東、関西、東海、九州でのライヴ・ツアーを開催することが発表された。詳細は今後のすとぷり公式生放送にて発表されるそうなので、ぜひチェックしてほしい。
この待ちに待った吉報のあとには、すとぷりの真髄であるキラキラとワクワクとトキメキが目一杯に詰め込まれた、彼らの代表曲でもある“StrawberryPrinceForever”が歌われ「聞こえますか 感じてますか 寂しくないよ 僕らがいるから」という歌詞と、彼らからの温かい愛情が回線越しにでもひしひしと伝わってきた。最後に聞こえた「おつぷりー!」というメンバーたちの達成感を滲ませたにぎやかな声は、同時に「次」へと向けた約束としても受け取ることができた。
念ずればこそ道は拓ける。「世界を愛で埋め尽くしちゃおう」とするすとぷりの活動は、ここからより力強く、さらに楽しいものとなっていくに違いない。
▼ツアー情報
2022年関東/関西/東海/九州にて開催予定
詳細近日発表
▼商品情報
さとみ(すとぷり)
オフィシャル・ファンブック
「さとみめもりー」
発売中
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース | タグ : アニメHOT TOPICS
掲載: 2021年08月31日 14:25