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「第26回手塚治虫文化賞」、受賞作/受賞者が決定。「マンガ大賞」は魚豊「チ。ー地球の運動についてー」

チ。ー地球の運動についてー

日本のマンガ文化の発展、向上に大きな役割を果たした手塚治虫の業績を記念し、手塚の志を継いでマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に、株式会社朝日新聞社により1997年に創設された「手塚治虫文化賞」。このたび「マンガ大賞」に、魚豊の「チ。ー地球の運動についてー」(小学館)が選ばれた。魚豊の24歳での「マンガ大賞」受賞は、手塚治虫文化賞史上最年少となる。

「チ。ー地球の運動についてー」は、2020年に「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて連載開始されたマンガ作品。同作は「マンガ大賞2021」第2位、「次にくるマンガ大賞 2021」コミックス部門第10位、「このマンガがすごい!2022」オトコ編第2位、「マンガ大賞2022」第5位など多数の賞を受賞し、「ビッグコミックスピリッツ第20号」にて完結した。

また斬新な表現、画期的なテーマなど清新な才能の作者に贈られる新生賞は「教室の片隅で青春がはじまる」(KADOKAWA)、「今夜すきやきだよ」(新潮社)で多様性を柔らかな筆致で描いたことに対して谷口菜津子が受賞。短編、4コマ、1コマなどを対象にした作品/作者に贈られる短編賞はオカヤイヅミ「いいとしを」(KADOKAWA)、「白木蓮はきれいに散らない」(小学館)が受賞した。マンガ文化の発展に寄与した個人/団体に贈られる特別賞は該当なし。

なお、贈呈式/記念イベントは6月2日に朝日新聞東京本社で開催され、一般から200人の観覧者を募集している。記念トーク・イベントのテーマは「マンガ媒体の変遷」。講談社「コミックDAYS」の井上威朗編集長が登場し、出版社や編集者、作家の視点などを通じてエピソードを織り交ぜながら語る。聞き手は高橋みなみ選考委員。朝日新聞東京本社文化部の黒田健朗記者が進行を務める。来場者には、受賞者の描き下ろしやメッセージ、社外選考委員の選評などを収めた記念小冊子とオリジナル記念ピンバッジ(マグマ大使)がセットでプレゼントされる。

 

▼書籍情報
魚豊
「チ。ー地球の運動についてー」



谷口菜津子
「教室の片隅で青春がはじまる」


オカヤイヅミ
「いいとしを」


「白木蓮はきれいに散らない」


 

▼イベント情報
「第26回手塚治虫文化賞贈呈式・記念イベント」
6月2日(木)浜離宮朝日ホール
応募ページ:https://que.digital.asahi.com/question/11007637
応募締切:~5月11日(水)

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カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース

掲載: 2022年04月25日 18:25