Sexy Zone、ドーム・ツアー「SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 ChapterⅡ in DOME」東京ドーム公演のオフィシャル・レポート到着
Sexy Zoneが、12月25日の聖なる夜に2年連続のドーム・ツアー「SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 ChapterⅡ in DOME」の東京ドーム公演を開催した。今回は、昨年の全4公演(東京2公演、大阪2公演)に福岡を加えた全7公演(福岡2公演、大阪2公演、東京3公演)で、自身初の3大ドーム・ツアー。東京公演は1日で約5万5,000人を動員する。
今年6~8月にかけて7都市を回った「SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 ChapterⅡ」の集大成とも言える本公演は、6月に発売したオリジナル・アルバム『Chapter Ⅱ』の楽曲を軸にしつつ、これまでの彼らの歴史もふんだんに詰め込んだ内容。アリーナ・ツアー時のコンセプト「音楽のある夜の街に繰り出すSexy Zone」を踏襲したセットは、今回、夜の東京の街をイメージした煌びやかな世界観だ。恒例となりつつあるフラップ式パネル「セクシーフラップ」もセット上部に配置され、すべての楽曲のタイトルが表示される。
開演時間を迎え客電が落ちると、会場のスクリーンには夜の東京を駆け抜けるメンバーの映像が順々に映し出される。見応えのある映像に会場の高揚感も増し、夜が明けるシーンでメンバー4人が集結すると共に映像が切り替わり、センター・ステージからメンバー登場。12月13日に発売したばかりの最新シングル“人生遊戯”を1曲目から披露し会場を沸かせる。地上18メートルの高さまで伸びるスーパー・クレーンに乗った4人が隅々まで手を振ると、大歓声が。オープニングからファンに接近するスペシャルな演出で熱狂の空間を作り出す。そのあと、炎の特効で沸かせた“BUMP”などパワフルなナンバーで駆け抜け、オリジナルのコールで歌う“スキすぎて(コールver.)”はドームが賑やかなパーティーのように大盛り上がり! 4人の振り切った表情にも注目だ。
薄暗いステージで独自の熱量を爆発させた菊池風磨ソロ“My World”、ネイビーのスーツで上質且つセクシーな魅力を放った中島健人ソロ“ROSSO”に続いては、“THE FINEST”から始まるスタイリッシュな楽曲を立て続けに。明るい笑顔で“再会の合図”を歌い、会場と心をひとつに“ぎゅっと”を歌い終えると、お待ちかねのMCタイムだ。この日はクリスマスということで、サンタ帽付きのカチューシャやトナカイの被り物など、聖夜にピッタリのグッズがステージに。じゃんけんで勝ったメンバーから好きなアイテムを選び、それを装着してクリスマス・ムード満点にMCを進行した。中島は「聖なる日のライヴなのにめちゃくちゃ熱くない? みんなテンション上がっちゃってる?」と語り掛け、菊池は「今日はスタッフのみなさんも結構サンタ帽を被ってくれてる」と嬉しそう。松島は「見に来れなかったファンのみなさんのために、この姿をインスタに載せよう」と提案し、会場一体となって「メリークリスマス!」の掛け声で4人が自撮りを。その賑やかすぎる空気に佐藤は「キャピキャピしてるね、MCが」と笑い、Sexy Zoneらしい和やかなトークを届けた。
“せめて夢の中でだけは君を抱きしめて眠りたい”では、DAM 第一興商全面サポートによる、精密採点AIチャレンジ企画がSexy Zoneとファンを熱くさせる。1ヶ所目の福岡から行われているこの企画は、メイン・ステージのモニターが本物のカラオケ画面に一変。歌のテクニックだけでなく表現力までAIによって採点され、歌唱後は詳細な分析レポートも公開されるという自身初の演出だ。気合いたっぷりに臨んだ4人の結果は……残念ながらこれまでの最高得点を上回れず。崩れ落ちて悔しがるSexy Zoneだったが、ファンは彼らと同じ空間でカラオケを楽しむような贅沢な時間を味わえたに違いない。
菊池の音頭で一体感あるコール&レスポンスを作り上げた“Cream”、動物の着ぐるみから登場するファンタジックな佐藤勝利ソロ“雨に唄えば”、ゴリゴリにクールなダンスで圧倒した松島ソロ“Turbulence”のあとは、全員がゴールドのラメ衣装で登場。怒濤の「SZメドレー」がクライマックスを彩り、懐かしいシングル曲のほか、カップリング曲、コンサート初披露の“ワィワィHaワィ”などバラエティ豊かなナンバーで盛り上げる。“ワィワィHaワィ”はファンとのオンライン・ミーティングで構想した新曲。Sexy Zoneの始まりである1曲“With you”は、グループ名の変更をアナウンスしていることから「これが最後のセクシー・コールだぞ!?」と菊池が煽り、それに応えるようにファンが「セクシー!」、「ゾーン!」と絶叫。そして、デビュー曲“Sexy Zone”を全身全霊でパフォーマンスした。
最後の挨拶は、中島「まず、聖なる夜にオレたちSexyを選んでくれてありがとう。Sexy Zoneという名の下でステージに立つのも限られてきているなか、今こうして東京ドームという最高のステージで僕らとSexy Loversが結ばれていることに心から感謝します。オレの20代最後のツアー、そして20代最後のクリスマスをみんなに受け取ってもらいました。同時に、20代最後の季節をこのメンバーと過ごせて本当に嬉しかったです。Sexy Zoneという名前も一度、次なるフェーズに向かいますけども、その次なるフェーズでも輝かしい未来、そして熱い絆、Sexy Loversとの結ばれた愛情をひとつひとつ紡いでいこうと思ってます。メリー・クリスマス! セクシー・サンキュー・フォーエバー」、佐藤「去年は初めてドームをやらせていただいて、今年は3大ドームにステップアップすることができました。本当にどうもありがとうございます。なかなかドームに辿り着けないなって思いながらやっていた活動の日々でもありました。でもやっと去年、立てたから。次があると思ってやらないと……って心に決めて、掴んだチャンスは絶対に離さないぞって決めて全力で挑みました。それは今年も一緒です。全力で魂をぶつけました。その拍手のひとつひとつ、歓声のひとつひとつに感謝しています。また東京ドームで会えたらなと思います。メリー・クリスマス♪」、松島「どうも、Sexy Zoneの松島聡です! ……って言えるのもわずかとなってしまったので今改めて言いましたけども、今日はクリスマスという素敵な日にみなさんに会えて本当に嬉しかったです。今日は、僕がいつも大事にしてる言葉「自分らしさ」を大事にしてほしいということをみなさんに伝えたいと思います。今日、会場を見ていたら本当にいろんなファンの方がいらっしゃっててビックリしました。家族で来ている方、おじいちゃんおばあちゃん、お母さんお父さんと来ている方もいて。この12年間で本当にいろんな方に応援してきてもらったんだなって愛情を間近で感じ取ると共に、昔から応援してくれてるファンの方、新しく応援してくれるファンの方、みんな自分を大切にして仲良くしてほしいなと思います。今日はちゃんとみんなに「ありがとう」と「自分を大事にしてね」ということを伝えたかったです。素敵なクリスマスをありがとう。大好きです」、菊池「Sexy Zoneとしては最後のライヴ・ツアーになります。これが最後のライヴなんだなとか、これが最後のリハーサルなんだなとか、Sexy Zoneとしての自分たちにはあとどれほどの時間が残されているのかなんて、そんなふうに思いながらここ数ヶ月を過ごしております。ただ、こうやってみなさんの前に立つと、そんなネガティヴな気持ちは一度忘れて、本当に夢のようなひとときを過ごさせてもらえます。ありがとうございます。永遠なんてきっとないんですけど、でも、永遠を信じられる……そんな僕たちでいたいなと、いてほしいなと心から思ってます。僕たちの思い出は、この12年間は、みんなの胸の中にあります。最後になりますが、この曲をもって挨拶と替えさせてください」
そんな菊池の曲紹介で始まった本編ラストの曲は“timeless”。卒業したマリウス葉のメンバ・カラーであるオレンジに客席とステージが染まり、ラップのパートではマリウスのパフォーマンス映像がモニターに流れる。どんな時間も大切な宝物――そう伝えるような彼らの真摯な歌声が胸を揺さぶった。
アンコールは、この日のためのような1曲“Sexy Summerに雪が降る”で外周フロートからファンの声援に大きく手を振って応え、力強い未来への決意を込めたような“RUN”ですべての楽曲が終了。コール&レスポンスを積極的に取り入れ、ファン参加型のシーンも多かった今回の公演。世界で最高に熱いクリスマスの夜を、Sexy Zoneとファンが作り上げた。
取材/文:川倉由起子
▼リリース情報
Sexy Zone
25thシングル
『人生遊戯』
NOW ON SALE
▼書籍情報
「Songs magazine (ソングス・マガジン) vol.14」
表紙:Sexy Zone
「anan No. 2377」
表紙:Sexy Zone
「anan No. 2372」
表紙:菊池風磨(Sexy Zone)
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース
掲載: 2023年12月27日 14:30