JO1、INI、DXTEENによる合同ライヴ「LAPOSTA 2024」2デイズ開催。オフィシャル・ライヴ・レポート公開
(C)LAPONE Entertainment
LAPONEエンタテインメントに所属するアーティスト JO1、INI、DXTEENの3組による合同ライヴ・イベント「LAPOSTA 2024」が、1月20日、21日の2日間にわたって神奈川 Kアリーナ横浜にて開催され、計3.4万人を動員。昨年2023年に続き2度目となったライヴ・チケットは即日完売。1日目には、ライヴストリーミング配信も実施され、その模様は日本国内だけでなく、世界中から視聴することができ、多くのファンが熱狂した。このたび、2日間のオフィシャル・ライヴ・レポートが到着した。
モニターに映るのは「LAPOSTA 2024」の帆がなびく船と波のさざめく水の音。船が動き出すとステージの2階のスクリーンが開き、INIが登場。さらに、ステージ左右に垂らされた帆から6人の影が浮かび上がると、ライトアップと共に帆が降りDXTEENが現れる。そして最後に、ステージ後方からJO1が歩き出してくると、出演者総勢28名がいきなり大集合。3グループのファンが集結した大きな歓声が鳴り響くなか、オープニング・パフォーマンスで幕が開ける。
JO1のライヴ名物となった“Trigger”のトランペット音が鳴り響くと、ブラックのジャケットに財宝のようなビジューやハート・モチーフが輝く衣装を纏い、扇状に火柱が上がる熱いステージで勢いづける。続くDXTEENは高く飛び立つような振付が爽やかな“First Flight”を会場真ん中のステージで伸びやかにパフォーマンス。そしてINIが再び現れ、代表曲“FANFARE”のロックでワイルドなイントロが流れると、観客の掛け声と共に、力強く盛り上げる。DXTEENにバトンが戻ると、軽快なリズムが特徴的な“Unlimit”とデビュー曲“Brand New Day”を披露し、DXTEENらしいポップでかわいらしいノリで会場を温める。続いて1月31日のリリースを目前に控える3rdシングルのタイトル曲“Snowin’”では、季節感溢れる雪景色を背に、ひだまりのような涼しくも温かみのあるパフォーマンスで会場を爽やかに包み込む。INIは“BOMBARDA”、“DROP”と彼ららしいサウンドの人気曲でクールに魅せつけると、オーディション(PRODUCE 101 JAPAN SEASON2)時のコンセプト・バトルの楽曲“SHADOW”を11人のINIバージョンとして初めて披露。セクシーなこの楽曲を、当時に比べ増した色香を漂わせ大人にパフォーマンス。木村柾哉と西洸人による「Sh!SHADOW」では大歓声が沸き起こった。JO1はライヴ・パフォーマンスが久しぶりとなる“Move The Soul”、“Design”、“KungChiKiTa”で爽やか、セクシー、ワイルドと様々な表情を魅せていく。そのあとも各グループが変わるがわる登場し、ノンストップで18曲を歌い上げていく。
ここでひと息、全グループがメイン・ステージに集まりMCになると、それぞれのグループが挨拶。次の準備があるメンバーたちがはけると、残された5人のメンバーは「ユニットとカバーやります!」とこのあとのステージをネタバレ。期待が高まるなか、LAPOSTAの目玉のひとつでもあるユニット・ブロックがスタート。会場中央でDJ台の前に立つINIの西にスポットライトが当たり、観客を煽る。そして、ダンスの印象が強い川尻蓮(JO1)がラップで登場すると、意表を突かれたフロアから大歓声が沸き起こる。さらに、メイン・ステージから「T・K」が「我が生涯に一片の悔いなし」と姿を現すと、カリスマ性溢れる3人が集合。このライヴに合わせトラックやリリックを自分たちで制作したというオリジナル・パフォーマンスで魅了する。続いてダンス・ユニットでは画面にINIの松田迅が大きく映ると、8人のバック・ダンサーを従えダンス・パフォーマンス。続いて後藤威尊(INI)が現れ、鍛えられたフィジカルによる芯の強いダンスを披露。田中笑太郎(DXTEEN)は初めてのソロ・ステージにもかかわらず堂々と長い手足を生かしたダイナミックなパフォーマンスを披露。3人で緩急あるダンスと表情で引き込むなか、クライマックスに向かうのかと会場の誰もが思ったそのとき、ラスボス 田島将吾(INI)が登場し、不敵な笑みを浮かべる。躍動感のあるカメラワークも相まった4の息の合ったダンス・パフォーマンスは会場を沸かせた。意外な選曲となったONE DIRECTIONの“What Makes You Beautiful”は、JO1から白岩瑠姫、鶴房汐恩、INIから尾崎匠海、許豊凡、DXTEENから福田歩汰がスタンド・マイクで歌唱。明るく爽やかなボーイズ・バンドのように、5人がそれぞれ個性あるヴォーカルで歌い上げ、会場を多幸感いっぱいの空間に作り上げる。そして会場のペンライトがオレンジ色に染まり、SMAPの“オレンジ”を歌ったのは大平祥生(JO1)、豆原一成(JO1)、木村(INI)、藤牧京介(INI)、大久保波留(DXTEEN)。それぞれの顔がモニターに映し出されるたび、大歓声が上がる。優しくしっとりと歌い上げたこの日唯一のバラードに、思わず客席からは拍手が巻き起こった。メンバーの新たな一面を見ることのでき驚きが止まらないなか、ヴォーカルが得意なJO1の與那城奨はまさかのヒップホップ・ユニットで登場。金城碧海(JO1)も自分のキャラクターを表現したリリックで盛り上げる。まずはJO1のふたりが3グループの長男として堂々とした風格で、ステージに上がりヒップホップ・ユニットの場を熱くする。そこに、INIから池﨑理人、佐野雄大が加勢。初ラップ披露となった佐野は自身がラップを披露することを「天変地異」と表現した通り会場は驚きの声が漏れる。得意の早口言葉で畳み掛けたリリックに応えるかのように、池﨑が続いていく。自身の生い立ちとINIとして京セラに立つことに対して語ったリリックは会場を呑み込む。最後にダンサーを引き連れ現れたのは、DXTEENの谷口太一と平本健。いつもの幼くてかわいい姿とは一変して、自身の歌手としての思いをリリックに乗せ、ぶつけていく。最後は6人でワイルドにステージのボルテージを最高潮に持っていった。そして最後にバンド・セットを構えてJO1の河野純喜のヴォーカルからVaundyの“怪獣の花唄”を奏でると、会場が揺れるほどの大歓声が響く。INIの髙塚大夢がギター、JO1の佐藤景瑚がドラム、DXTEENの寺尾香信がキーボード、JO1の木全翔也がベースを務め、これまでで初めてのメンバーによるバンドに大熱狂。「LAPOSTA」だからこそできるカバーやオリジナルのユニット・ステージに会場は大興奮となった。
続くLAPOSTAのもうひとつの目玉、各グループ同士の楽曲シャッフル・ブロックでは、DXTEENがINIの“SPECTRA”、JO1の“Dreaming Night”をカバー。JO1がINIの“Password”、INIがJO1の“MONSTAR”を披露し、互いのグループにリスペクトを持ちながら、それぞれのグループなりにカバー・パフォーマンス。ライヴも後半に差し掛かり、JO1はフォーメーションの美しい“Venus”を高くせり上がるセンター・ステージで魅せ、リーダーの與那城が「新曲持ってきました!」と“Your Key”を初披露する。続くはこちらもライヴでは初披露となる、“WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント(JO1 ver.)”。誰もが知る名曲のカバーにお客さんも一緒に歌う。ステージを縦横無尽に走り回り、さらにはステージ上でかけっこもするなど会場全体を楽しませた。DXTEENは、リリースを控える3rdシングルから2曲を披露。たくさんのシャボン玉に包まれながら今年1年に対する期待感を“Calendar”で表現。続く、“Stars”はLAPOSTAが初披露。レトロでファンキーなサウンドはキラキラ輝く彼らの魅力を存分に引き出す。続くINIは、韓国の大人気ダンス・サバイバル番組「STREET WOMAN FIGHTER2」のファイト・テーマ曲として発表されたロックな楽曲“Busterz”を同番組に出演したAkanenによる振付で初披露。続く“BAD BOYZ”、“TAG”と畳み掛け、パワフルにステージを盛り上げた。
最後は、総勢28名がステージに大集合。JO1の木全が「吹けー!」とまとめあげると全員で“La Pa Pa Pam”をパフォーマンス。INIの“Dramatic”、“Rocketeer”やDXTEENの“Next”、“Come Over”、JO1の“SuperCali”、“無限大(INFINITY)”などメドレーで繋ぎ、本編のラストを大迫力に締めくくった。
アンコールは、ライヴ・グッズのフーディやスウェットを個性いっぱいにアレンジした衣装で再登場。「LAPOSTA」のテーマ・ソングとして17日にデジタル配信され、メンバーのJO1/河野、金城、INI/髙塚、DXTEEN/寺尾、平本が作詞を手掛けた初めての合同楽曲を観客とコミューニケーションをとりながら披露。DXTEENの谷口は「なによりも2日間、僕たちはファンのみなさんから幸せを貰いました。ありがとうございました」、INI木村は「いつも温かい応援をありがとうございます。またこういった楽しくて幸せな空間を作りたいと思うので、僕たちもまた頑張っていきます」と話し、JO1豆原は「こんなに大きなステージに3組でライヴができたこと、嬉しく思います。みなさんがいたから、今日このステージに立てています。ありがとうございました」と感謝を伝え、幕を閉じた。
44曲の大ボリュームでお届けした「LAPOSTA 2024」は、3組の所属アーティスト自身の希望ややりたいことを詰め込んだイベントであり、ここでしか見られない怒濤のステージとなった。「パフォーマンス」と真摯に向き合い、さらには「楽しむ」ことにこだわった、JO1、INI、DXTEENの3組が魅せたライヴは、それぞれのグループのさらなる飛躍が確証できるイベントとなった。
(C)LAPONE Entertainment
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース
掲載: 2024年01月23日 19:40