人間椅子、デビュー35周年記念書籍「無情のスキャット　人間椅子・和嶋慎治自選詩集」刊行

今年2024年でデビュー35周年を迎えるバンド 人間椅子。その人間椅子の多くの楽曲の作詞を担う和嶋慎治（Gt/Vo）初の自選詩集が刊行される。

デビュー前から最新アルバム『色即是空』に至る諸作品より選ばれた108編の詩と、自作解説を含むエッセイで構成。そのエッセイにはデビュー以降35年間の苦悩も書かれ、詩の鑑賞のみならず、「バンド『人間椅子』35年の歴史」としても読み取ることができる。

人間椅子は歌詞の内容から「文芸ロック」とも評され、人間椅子の曲を題材としたトリビュート小説集「夜の夢こそまこと」（伊東潤、長嶋有ら）がある等、その文学的注目度は高い。本文の中で和嶋は自らの詩作品に関して、山頭火、宮沢賢治、高橋新吉、江戸川乱歩らの影響を記している。唯一無二の人間椅子の世界を思う存分堪能できる1冊だ。

▼書籍情報
和嶋慎治
「無情のスキャット　人間椅子・和嶋慎治自選詩集」

▼リリース情報
人間椅子
映像作品
『バンド生活三十五年 怪奇と幻想』
11月13日（水）リリース

■Blu-ray

■DVD