スタジオジブリ責任編集「宮﨑駿イメージボード全集」刊行
スタジオジブリ責任編集「宮﨑駿イメージボード全集」が刊行される。
「イメージボード」は、これから作ろうとする映画の作品世界を自身が探るために、また、それをスタッフに共有するために描かれ、宮﨑駿の創作過程に不可欠なもの。本書は、映画監督且つアニメーターでもある宮﨑駿が、自ら手掛けた「絵」―― イメージ・ボードやストーリー・ボード等を可能な限り全て集めた画集となっている。
スタジオジブリにある宮﨑駿手描きのイメージ・ボードやストーリー・ボードを全て収録。原画から高精度スキャナーで読み込むことを基本とし、原画と変わらぬ色彩やタッチ等の風合いの再現を目指している。すでに関連書籍で紹介されている「絵」も高画質で掲載。未発表作品も多数収められる。
大判の判型(350ミリ×257ミリ)とすることで、原画と同じ大きさ、または近いサイズで「絵」を掲載する(ページに収まりきらないものは視認性を考慮しながら縮小)。
シリーズの各巻は、宮﨑駿が監督した『風の谷のナウシカ』以降の劇場用映画を完全網羅。またアニメーターとして宮﨑駿が制作に携わり手掛けた、スタジオジブリ創設以前の初期作品も収録予定だ。また、作品に即した逸話や「絵」の誕生の経緯を語る、鈴木敏夫プロデューサーの新規インタビューが各巻末に掲載される。
■「宮﨑駿イメージボード全集」刊行に寄せて
宮﨑駿が映画を作る時の大きな特徴は、まずイメージボードを描くということだ。そのイメージボードのなかには映画に必要な情報、時間・空間・キャラクターの表情・性格・動き――すべてが描かれていて、こんなことができるのは宮さん以外誰もいないと教えてくれたのは、高畑勲だった。しかしこれまで宮さんの本格的なイメージボード集はなかった。今回の刊行をいちばん楽しみにしているのは僕かもしれない。
スタジオジブリ 鈴木敏夫
▼書籍情報
「宮崎駿イメージボード全集 1 風の谷のナウシカ」
「宮崎駿イメージボード全集 2 天空の城ラピュタ」
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース | タグ : アニメHOT TOPICS
掲載: 2024年10月15日 20:05