スタジオジブリ責任編集「宮﨑駿イメージボード全集6 耳をすませば On Your Mark」、発売決定。未発表含む178枚を収録
掲載: 2026年05月07日 20:00

スタジオジブリ責任編集「宮﨑駿イメージボード全集6 耳をすませば On Your Mark」の発売が決定した。
「イメージボード全集」とは、映画監督且つアニメーターでもある宮﨑駿が、自ら描いた絵──イメージボードやストーリーボード等──を、多数の未発表のものも含め、スタジオジブリが集められる限り全てを集めて収録する画集。
『耳をすませば』は、1995年に劇場公開された青春映画の名作。物語の舞台のモデルとなった街 聖蹟桜ヶ丘は、宮﨑駿にとって「風景というよりも、その中で暮らしていた自分、生活していた自分自身」であったという。監督を務めたのは、「未来少年コナン」(1978年)や「赤毛のアン」(1979年)でも活躍していたアニメーターの近藤喜文。脚本/絵コンテは宮﨑駿。
本書では、主人公の月島雫が描く作中作「バロンのくれた物語」の場面を中心に、宮﨑駿が手掛けた貴重なイメージボード、ストーリーボード全21枚を収録。少女の日常を描く『耳をすませば』の本編に、観客に「もっとサービスするために」と加えられた、魅力溢れるファンタジーの世界だ。
「耳をすませば」は要するに日常のドラマです。でも日常のドラマだけではお客さんに対してアピールが少ない。もっとサービスするためにはファンタジーの要素も入れるべきと、当初宮さんは考えたわけです。それで“バロン”が入ることになりました。
―― 鈴木敏夫インタビュー(本書巻末掲載)より

(C)Hayao Miyazaki
『On Your Mark』はCHAGE and ASKAの楽曲のプロモーション映像として作られ、その後唯一の「ジブリ実験劇場」作品として、『耳をすませば』劇場公開時に同時上映もされた短編アニメーション。荒廃した世界を生きる2人の警官が翼の生えた少女と出会い、空に解き放そうとするストーリーで、知られざる宮﨑駿作品としてファンの間で語り継がれている。この作品は、当時難航していた『もののけ姫』(1997年)の制作の合間に作られたという。「よく曲を聴いて歌詞も頭に全部入っていた」という宮﨑駿とって、『On Your Mark』の絵コンテを丁寧に描くことは「お茶の子さいさい」で、楽しみでもあったとのこと。
本作品の制作過程では、通常のストーリーボードに加え、絵コンテを拡大コピーし着色したものがストーリーボードとして使われる等、演出の指示のために様々な手法が取られた。その実験的試みが伝わる157枚を完全収録する。
「On Your Mark」に関しては、宮さん本当によく曲を聴いて歌詞も頭に全部入っていたんです。入ったことによって、ストーリーボードもさることながら、最終的には絵コンテを仕上げなければいけないんですが、その時にはもう迷いはないんです。だって小難しいことをやる必要は一切ないんですから。その絵コンテを描いている間は手は動かしていても、頭は別のことを考えられるわけです。これは「On Your Mark」の絵コンテをやりつつ、新しい「もののけ姫」の構成を考えるのにいい時間でした。ここまで来ると絵コンテを丁寧に描くというのは、宮さんにとっては“お茶の子さいさい”なんですね。
―― 鈴木敏夫インタビュー(本書巻末掲載)より

(C)Hayao Miyazaki
映画公開から30年以上にわたり愛される2作品のために描かれた、非常に貴重な絵の数々。本書が初公開となるものも含め、全178枚を完全収録する。当時の制作秘話を語る鈴木敏夫プロデューサーの巻末インタビューも必読だ。
▼書籍情報
宮﨑駿 著/スタジオジブリ 編
「宮﨑駿イメージボード全集6 耳をすませば On Your Mark」
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース | タグ : アニメHOT TOPICS







