渋谷陽一の単行本が上下巻同時刊行。「メディアとしてのロックン・ロール 渋谷陽一評論集 1972-1996/1997-2025」発売決定
掲載: 2026年05月29日 13:30

ロッキング・オン・グループの創業者であり、昨年2025年7月14日に逝去した渋谷陽一の最後の評論集「メディアとしてのロックン・ロール 渋谷陽一評論集 1972-1996/1997-2025」が上下巻で同時刊行されることが決定した。
1972年、20歳で洋楽誌「rockin'on」を創刊した渋谷陽一。以降も、邦楽誌「ROCKIN'ON JAPAN」、「bridge」、カルチャー誌「CUT」、「H」、総合誌「SIGHT」、美術誌「SIGHT ART」等の雑誌を次々と創刊し、洋楽ロックを中心に多様な分野において鋭い評論を展開。また文筆業の他にも、NHK FM「若いこだま」、「ヤングジョッキー」、「サウンドストリート」、「ワールドロックナウ」等でのラジオDJ活動や、日本最大の音楽フェスティバル「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」、「COUNTDOWN JAPAN」、「JAPAN JAM」の立ち上げ/プロデュース等、多岐にわたる活動で日本の音楽業界に影響を与えてきた。
本書では、様々な活動のなかでも渋谷陽一の根幹であり続けた「評論」にフォーカスを当て、洋楽誌「rockin'on」創刊の1972年から2025年に生涯を閉じるまでの53年の評論家人生のなかから厳選した全280本の原稿を掲載。音楽、映画、政治、美術評論、さらにはロック・フェス主催者としてのメッセージまで、上下巻/1,000ページにわたるそのテキストからは、独自の視点で時代を見続けてきた渋谷陽一の思想が溢れんばかりに伝わるはずだ。
また本書のあとがきには、渋谷と共にロック黎明期を駆け抜けてきた音楽評論家 大貫憲章と伊藤政則の対談を前後編にわたって掲載。評論原稿には現れてこない渋谷陽一の人柄や、「あの頃」の時代の空気を感じられる内容となっている。
さらに、本書の刊行に寄せて、渋谷陽一と親交の深かったサザンオールスターズの桑田佳祐からのコメントも到着。本書の帯にも掲載されている。
70年代初期から、多様化するロック・ミュージックを的確に魅力的に、
且つ挑発的に言語化した人だった。
エンターテイメント業界の光と影、表と裏に、
いつも冷静で優しい眼差しを向けていた。
あの甲高い声のトーン、挑みかかるような取材姿勢はいつも変わらない。
そして相手に敬意を払う姿勢も最後まで忘れなかった。
ロック・ミュージックを、幾つもの小さな曲がりくねった濁流から、
世間という大河の流れへと導いた渋谷陽一さんは、
「大衆文化」と「人」をこよなく愛する音楽ジャーナリストであり、
尊敬すべき最高の人物だった。
── 桑田佳祐
日本の音楽評論の礎を築き、最期まで現役であり続けた渋谷陽一の入魂のテキストをぜひ楽しんでほしい。
▼書籍情報
渋谷陽一
「メディアとしてのロックン・ロール 渋谷陽一評論集 1972-1996」
「メディアとしてのロックン・ロール 渋谷陽一評論集 1997-2025」
■上巻
■下巻
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース







