まずは、遅ればせながらチェンジ・オブ・ペース唯一のアルバム『Bring My Buddies Back』(Stone Lady/DIZZARE)を紹介。ニュージャージーの男性グループで発表は71年、ジャケや表題のとおりにヴェトナム戦争への異議を込めたメッセージ・ソウル集なんだけど、それを大上段に構えず、普通にスウィート・ソウルとして表現しているのが美しいよ。
お次は、レイ・フェルナンデスが率いたマイアミのキューバン・ファンク・バンド、レイ&ヒズ・コートのベスト盤『Cookie Crumbs』(Essential Media)。DJシャドウの発掘で再評価された表題曲はお馴染みだろう。
さらに、ワシントンDCで活躍したプロデューサー、カール“マックス”キッドが60年代末~70年代中盤に制作したシングルを集めた『Washington Lost Soul -Carl 'Maxx' Kidd Singles Collection Vol. 1』(Stride)がローカル臭プンプンながらも秘宝だらけ。特にフォーンズなる女子グループの2曲が良すぎ!
最後はアイク&ティナ・ターナーのコーラス隊、アイケッツのモダン音源を完全収録した『Can't Sit Down...'Cos It Feels So Good!』(Kent)。ヴェネッタ・フィールズのソロ曲も収めた定盤であります。