WILL BERNARD『Blue Plate Special』 Palmetto(2008)
スタントン・ムーアとのコラボで知られるジャム系ギタリストのソロ作。そのスタントンがドラムス、ジョン・メデスキーが鍵盤、アンディ・ヘスがベースをそれぞれ担当して、ヴィンテージでハイセンスなファンク・ジャムを聴かせてくれます。流石の出来映え!!
KERMIT RUFFINS『Livin A Treme Life』 Basin Street(2009)
リバース・ブラス・バンドで活躍したヴェテランのトランペット奏者が、トロイ・アンドリュースやボノラマ、山岸潤史らのサポートを得て放った久々のソロ作。ヘタウマ気分でゆったりと聴かせる本人のユルいヴォーカルが何より良い湯加減です。
PORTER BATISTE STOLTZ feat. PAGE McCONNELL『Moodoo』 Highsteppin'(2008)
ファンキー・ミーターズの3人=PBSに、フィッシュのペイジ・マッコーネルが参加したファンカスティックなニューオーリンズ・ジャム作品。カーティス・メイフィールド“Check Out Your Mind”のカヴァーが良い!
NEW ORLEANS NIGHTCRAWLERS『lither Slice』 Threadahead(2009)
実に12年ぶりに登場した復活アルバム。ブランクを感じさせない個々の熱演ぶりがメチャクチャ格好良く、ブラスもバリバリと轟く最高の仕上がりです。スタントン・ムーアらゲスト参加した若輩たちも煽られてしまっているかのよう。
HYPNOTIC BRASS ENSEMBLE『Hypnotic Brass Ensemble』 Honest Jon's(2009)
サン・ラーのバックで活躍したフィル・コーランの息子8名によるブラス・バンド。ヘリオセントリックスのマルコム・カットをはじめ、トニー・アレンやレッチリのフリーら豪華なゲストたちを豪快にもてなした逸品です。
CYRIL NEVILLE『Brand New Blues』 M.C.(2009)
ネヴィル・ブラザーズの末弟による久々のソロ作です。ほぼすべての演奏とプロデュースを手掛けるのがピンプス・オブ・ジョイタイムのブライアンJというのは、意外なようで相性バッチリ。ボブ・マーリーらの楽曲をブルージーな自分色で取り上げているのも素晴らしい。