ギャラクティックのなかでももっとも精力的に外部活動を展開しているスタントン・ムーアではありますが、なかでもガラージ・ア・トロワは重要なプロジェクトでしょう。フォーマットとしてはジャム・バンドということになるのでしょうが、ジャズやロックやファンクを(ギャラクティック以上に)ゴッタ煮にしたサウンドは、ほとんどプログレ状態。中心人物のスケリックに、クリッターズ・バギンのマイク・ディロン、新たに加入したマルコ・ベネヴェント(ベネヴェント・ルッソ・デュオ)といった名手たちとの手合わせだけあって、スタントン自身が「もっともやりたい演奏を体現したユニット」と発言してしまうのも納得ではないでしょうか? 昨年末に登場したサード・アルバム『Power Patriot』でも才気に溢れた面々のパワフルで有機的なプレイが思う存分堪能できますよ。こちらの動きにも注目ですね!