JOHN SCOFIELD『Piety Street』 Emarcy(2009)
ギャラクティックのメンバーとも何かと交流のあるヴェテラン・ギタリストの意欲的なリズム&ブルース・アルバム。ジョン・クリアリーの参加で芳醇なニューオーリンズ・フレイヴァーも盛り込み、主役の意図するところの〈ゴスペル〉として聴かせてくれます。ディープ!
MOUNTAIN MOCHA KILIMANJARO『UHURU PEAK』 Pヴァイン(2010)
UKのジャズマンからもリリース……なんてことより、完成度の高さにブチ上がってほしいニュー・アルバム。このページ的にはミーターズぶり全開の“SUPER JOCK STRUT”が強烈です。RHYMESTERの新作にも参加してたり、より多方面で支持を集めそう!
THE MOTET『Dig Deep』 YELLOW BUS(2009)
ジャム・バンドはそもそもハイブリッドなものだと思いますが、コロラドで結成された彼らの流儀は真に凄まじくハイブリッド。ドラムンベースに飛躍するフェラ・クティのカヴァーをはじめ、ダブやハウスを塗り込めた幻惑的なアフロビートが楽しめます。格好良すぎ。
THE JIVE TURKEYS『Bread & Butter』 Colemine(2009)
全米有数のファンク・ステイト=オハイオから登場した熱血4人組。とはいえオハイオ・プレイヤーズやザップのヘヴィーなノリではなく、これまたミーターズ丸出しでストラットしまくるのがおもしろい。オルガンの音色もトロリと溶ける、こんがり焼けた演奏が美味!
SPECIAL OTHERS『PB』 ビクター(2009)
スペイシーなファンク・フュージョンをロッキッシュかつ爽快に披露する彼ら。フィッシュの延長線上にあるプレイの質感はギャラクティックよりもガラージ・ア・トロワに通じる雰囲気ですが、実際に過日のガラージ来日時にも〈ORGANIC GROOVE〉で競演!
HE KILLER METERS『Breakin' Out!』 Breakin Bread(2010)
ミーターズ・カヴァーを繰り広げまくったデビューから、約5年を経て届いた待望の新作! 今回はいきなり全曲オリジナルに方向転換し、直情的なサイケやブギーまで聴かせてUKのバンドらしい器用さを見せています。ドラマーがスティーヴ・ハウの息子なの!?