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SKI BEATZ

スキー先生の歩みを怒濤のクラシック群で再確認してみよう――(2)

連載
360°
公開
2010/11/16   22:27
更新
2010/11/16   22:28
ソース
bounce 326号 (2010年10月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/出嶌孝次、升本 徹

 

VARIOUS ARTISTS 『Ski Beats Introduces...Now City』 Now City(2002)

地元のノースキャロライナで旗揚げした新レーベル/クルー=ナウ・シティの第1弾作品。この後にはミックステープも放ち、クルー名義でメジャー進出して“After Hours”を残しているが、成功には至らなかった。*出嶌

GUERILLA BLACK 『Guerilla City』 Virgin(2004)

ノトーリアスBIG似と言われたコンプトン産MCのデビュー作にて、シメの“My First”をプロデュース。いかにもスキーらしいシンプルでメランコリックなビートに乗るとマジでビギーが降臨したかのようで、疑似コラボかと錯覚させられる。*升本

SHAREEFA 『Point Of No Return』 DTP/Def Jam(2006)

I-20の“May Sound Crazy”に続くDTP仕事として、“Assumptions”を制作。歌モノを手掛けることの少ないスキーだが、ウィンディ・シティ“Win Or Lose”をソウルフルにループするようなこの深いセンスには汎用性があるはず。*出嶌

PITTSBURGH SLIM 『Tastemaker』 Now City/Def Jam(2007)

ジガ政権下のデフ・ジャムを介して登場した、元ストリクト・フロウの悪たれキャラによるデビューEP。主役の軽薄さに合わせたか、スキーにしては珍しい4つ打ちを基調にしたエレクトロ・ホップが楽しめる。“Girls Kiss Girls”が小ヒット。*出嶌

CAMP LO 『Another Heist』 Soul Fever(2009)

今回のカラテ道場にも駆けつけているキャンプ・ローは2作目『Let's Do It Again』以降も常にスキーとの組手を欠かさない。この最新作でも温かみを帯びたスモーキーなグッド・ループをゆったり醸造している。相性の良さは言わずもがな。*出嶌

CURREN$Y 『Pilot Talk』 DD172/Def Jam(2010)

キャッシュ・マネーなどを渡り歩いた注目ラッパーの、待望のメジャー・デビューをサポート。スキー自身の率いるバンド、センセイズの面々による生音を駆使したサウンドが、カレンシーの描くスモーキーなイメージと見事にフィットした傑作だ。*升本

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