バニラビーンズ(左から、レナ、リサ)
先日に総選挙の開票イヴェントが実施されて話題を呼んだAKB48を筆頭に、注目のグループが次々と登場して一大ムーヴメントを巻き起こしているアイドルの世界。〈アイドル戦国時代〉と言う形容がまさにピッタリな現在のシーンをさらに活性化させるべく、タワーレコードでは、アイドルに特化した専門レーベル〈T-Palette Records(ティパレット レコード)〉を新たに設立しました!
6月3日にはタワーレコード渋谷店B1F〈STAGE ONE〉で新レーベルの記者会見イヴェントを実施。同レーベルから新作をリリースするバニラビーンズとNegiccoの2組が、ライヴ・パフォーマンスなどを通じて新天地での活動に対する意気込みを見せてくれたのですが――ここではその直前に楽屋裏で行ったスペシャルな対談企画をお届け! 記者会見の司会を務めたプロ・インタヴュアー、吉田豪とのマル秘(?)トーク・セッションをお楽しみください!
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バニラビーンズ×吉田豪(1)――毎日追われてます
レナ
豪「あ、新しい衣装ですね」
レナ「まだ2回目ぐらいですよ、着るの」
豪「だってまだ白い部分が綺麗ですもんね」
リサ「白が白です、まだ。だんだん黄ばんできて、最後は茶色になるっていう(笑)」
豪「バニビの衣装って、間近で見ると結構シミだらけだし、こすれてるし」
リサ「そのシミがお酒だったりするんですよね。可愛くない!」
豪「アイドルらしくないですよね(笑)」
レナ「これがまあ、私たちの私服なんで」
豪「ところで、今回の〈レンタル移籍〉ってアイドルの世界では初めて聞くパターンですよね」
レナ「マネージャーさんに聞いたところによると、サッカーとかではよくあることらしく……〈そういうことだから〉って、あんまり深くは聞いてなかった、ね」
リサ「うん」
レナ「いいことなのかな?」
豪「まあ、いいことなんでしょう(笑)」
リサ「せっかくタワーさんにお世話になるので、タワーさんらしい楽しいことができたらうれしいなとは思っています」
豪「徳間(ジャパン)では徳間さんなりの遊び方があって、ジャンルがどんどんカオスになっていくけどキャラクターにはブレがないっていう。だいたい、スウェーデンの人に曲を頼んだって喜んでたらスウェーデンのダンス・ミュージックの人だったり、せっかくカジ(ヒデキ)くんに頼んだと思ったら作詞だけだったり、そういう〈アレ?〉ってことも何度かありましたね」
リサ「でもそこでいろいろと挑戦させていただいて、成長できたなとも思います。キャラをもっと前に出していったほうが良いんじゃないかと言ってくださったのは徳間さんだったりもしたし」
──そんななかで〈T-Palette〉からレンタルのオファーがあったとき、どう思いました?
レナ「アイドル・レーベルっていうのがすごくいいなって思って。その第1弾にバニラビーンズが選ばれたのもうれしいですし、私たちのことをアイドルとして認めていただいたのもすごくうれしいです」
リサ「高年齢、高身長でもOKなんだって(笑)」
レナ「これはもう、嶺脇(育夫:タワーレコード代表取締役)社長といろいろおもしろいことをやって盛り上げていければなと。いずれ、全国を回ってオーディションをやっていただき、そこに私も審査員として参加させていただければうれしいですね」
豪「レナさんと嶺脇社長はヲタ仲間なんですよね?」
レナ「そうです。〈レナさんのことはモーニング娘。7期メンバー・オーディションからよく存じ上げてました〉って(笑)」
リサ「でも、ありがたいお話ですよね。CD出すのってすごくたいへんじゃないですか。私たちもすごく久々なんですよ」
レナ「去年の9月以来だね」
リサ「なので、ありがたくってしょうがないです」
豪「Twitterでリアルなつぶやきしてましたよね。レコーディングのたびにもう二度とレコーディングがないんじゃないかって思うとか」
レナ「(笑)。そう、それは毎回思います、ホントに」
豪「その切羽詰まった感にグッときますね」
レナ「毎日追われてますよ。追われてる夢しか見ない。とにかく結果を出さなきゃいけないんだろうなって」
豪「若いアイドルもいっぱい出てきてますからね。でも、ステージとか見ると安定感がすごいじゃないですか」
リサ「MCに関してはよく言われますね(笑)」
レナ「年齢も年齢なんでね、私たち」