バニラビーンズ×吉田豪(2)――ツェッペリンさんとも仲良く
リサ
豪「で、〈T-Palette〉の第1弾として出るのが、レッド・ツェッペリンの“天国の階段”という。このあいだ野音でお仕事ごいっしょしたときに、〈ひどいカヴァーなんですよ!〉って言ってたけど、いや、いいカヴァーでしたよ。すっごく良かった」
レナ「曲はすごくいいんですけど、私たちの歌が英語でカヴァーしてるのに英語に聞こえないんですよ。発音が悪すぎて。精一杯はやったんですけど」
リサ「もう何語だかわかんないっていう(笑)」
豪「スウェーデン訛り?」
レナ「そう……ですね(笑)」
豪「まあ、お二人ともツェッペリンには思い入れが深いと思うんですけど」
リサ「(笑)」
レナ「そうですね、深いですね。ツェッペリンさんとは仲良くさせてもらってます(笑)」
リサ「私はたまに聴いてましたけど、まさかこの曲をカヴァーするとは思ってもみなかった」
豪「なかなか思わないですよね(笑)。そういえば、(アルバム前に先行リリースされる)ワンコイン・シングルと言いつつ、ずいぶん曲入ってるんですね。“ニコラ”と“a little crying”は前の曲をそのまま?」
レナ「徳間さんが貸してくれました。初めて手にしていただく方々にバニビの良さを知っていただけるようにって」
リサ「2曲目の“ベイビィ・ポータブル・ロック”は、ライヴではやってましたけど、音源にはなってなかったものですね」
──ピチカート・ファイヴのカヴァーですね。しかもアルバムには入らないという。
レナ「そうなんです。ところで、これ(※シングル“天国への階段”ジャケット写真)については触れないんですか?」
豪「何かの画を大々的に持ってるけど、意味がわかりづらくてスルーしたほうがいいのかなあっていう空気だったんで……」
リサ「私たちもよくわかってないです(笑)」
豪「何か意味はあるんですか?」
レナ「お楽しみってことで引っぱります(笑)。この画の子供は誰かの子なのかとか、ハコの中から手を出してるのは?とか」
豪「あっ、手が出てますね。これがヒントとか?」
リサ「さあ、どーでしょう。お・た・の・し・み・に!」