Negicco×吉田豪(1)――やめようと思うと波が来る
Negicco(左から、Kaede、Megu、Nao☆)
豪「結成から何年になるんでしたっけ?」
Megu「8年ですね。今度の7月で9年目ですね」
豪「Negiccoは〈ねぎねぎねぎっ娘♪〉って歌ってた頃から追ってて、その後もCD-Rを通販で買ってましたが、波乱だらけですよね。でも、音楽的にもヴィジュアル的にも磨かれたと思いますよ」
Negicco「ありがとうございます!」
豪「Negiccoって、大きなチャンスは掴むんですけど、〈やったー!〉と思って波に乗ろうとするとその波がなくなる……っていうことが何度もあって。心は何度も折れかかってると思うんですよ」
Megu「折れまくりです(笑)」
豪「なんか、打たれ弱いのにしぶといって感じですよね」
吉田豪
Nao☆「あぁ~。かなり打たれ弱いです。Meguはムードメイカーで、私とKaedeちゃんがレッスンで疲れ果ててぐたっとしてると、おはよう!って感じでテンション上げてくれるパワーがあって」
豪「いちばん芯が強そうですよね」
Megu「強そうに見えて実はひとりで隠れて泣いてるタイプです」
豪「Kaedeさんがいちばん弱そうで」
Kaede「ハイ、よわよわですね」
Nao☆「そう? 強いと思ってたけど」
Kaede「だったんだけど……ほら、いろいろあったじゃん?」
Nao☆「あっ、ああ」
──いろいろあったんですか(笑)。
豪「まあ、3人いると心強いですよね。いまはまだ確執も生まれてないだろうし」
Megu「私たちは仲はイイですよ。みんなサバサバしてるんで、ケンカとかしてもすぐに仲直りできる」
豪「現時点で仲がイイのはよくわかります。ただ、3人組のグループにはよくギャグで言うんですよ。〈2対1の関係になったりするんですよねえ〉って。そしたら後から〈実はもう2対1なんですよ!〉ってマネージャーに注意されたことがあって(笑)」
Negicco「エーッ!」
豪「でもまあ、いまは波が続いてる感じで。やめなくてよかったですね。何度もそういう気持ちになったことあると思いますけど」
Megu「やめようと思うと波が来るんで(笑)。やっぱり地道に頑張ってて良かったなって」