Negicco×吉田豪(2)――新しいNegiccoの夏ナンバー
Nao☆
――そんなわけで、今回はタワーレコードの新レーベル〈T-Palette〉からのリリースが決まりました。
豪「僕が今回の話を聞いたときにスタッフの方に言ったのは、〈ホントよかったですよ〉って。バニラビーンズとNegicco、この2組を選ぶところに愛があるって。これで〈当てにいくぞ〉っていうより、タワーレコードの何かしてあげたい感が見えました」
――3人はタワーレコードというとどんな印象を持ってました?
Megu「やはり〈NO MUSIC, NO LIFE.〉のイメージですね。あのポスターになるのはずっと憧れているので」
Kaede「ファンの方が似たデザインで〈NO Negicco, NO LIFE.〉っていうヴィジュアルを作ってくださったことがあるんです」
Nao☆「私はよく母といっしょに買い物に来てるんですけど、月に3万円ぐらいは買ってます!」
豪「ほう、どういうものを買ってるんですか?」
Nao☆「日本と韓国のアイドルが多いですね。DVDもよく買っていて、それを観て、ダンスの参考にしてたりもします。女性アイドルのものを観てしまうとおんなじだって言われちゃうので、男性アイドルを参考にするほうが多いですね」
上:Megu/下:Kaede
――さて、〈T-Palette〉から出るミニ・アルバムですけど、新曲が2曲にあとはライヴの定番曲ということですね。
Megu「『Falling Stars』(2006年)っていうCDがあったんですけど、いまは手に入らないので、そこに入っていた曲を新たに録り直して」
豪「音源が手焼きのCD-R中心だったから、いま聴けない曲はヤマほどあるんですよね。それがこういう形でちゃんと出るという」
Megu「新曲は、新潟のご当地ヒーロー〈超耕21ガッター〉とコラボした“ガッター! ガッター! ガッター!””っていう曲と“GET IT ON”。“GET IT ON”は、夏の……夏って開放的になるじゃないですか? その昂揚感みたいなものと、夏にしか味わえないような青春みたいなものを綴った歌詞で」
豪「“ネギさま!Bravo☆”みたいな感じ?」
Megu「近いんですけど、“ネギさま!Bravo☆”よりアッパー?(笑)チューンです」
Nao☆「Negiccoの曲って美メロな曲が多いんですけど、美メロと夏のさわやかな感じを合体させたような、また新しいNegiccoの夏ナンバーができた感じですね」
Megu「いままでの曲よりも音域が広くって、Negiccoの進化がみられる曲だと思います。2011年はこの曲で波に乗って、今年こそ落ちないで、波に乗り続けて、新潟を代表するアイドルになりたいです! よく物事は〈8年周期〉って言うじゃないですか」
豪「えっ、言うんですか(笑)」
Megu「じゃあ、ナシで(笑)。とにかく、いままでがんばってきたことには意味があると思うし、せっかく波に乗らせてもらって、タワーレコードさんという素晴らしいところから呼んでいただけて光栄に思ってますし、〈新潟からすごいアイドルが出たんだぞ!〉ってみなさんに記憶してもらって、もっといろんなところで活躍できるようになりたいですね」
Kaede「最初は〈やわ肌ねぎ〉のキャンペーンで1か月限定だったのに、なぜかここまで続いて。しかも、こんなに素敵なレーベルからCDを出させていただけるまでになったのはすごくうれしいし、貢献できるように頑張りたいなと思いますね」
豪「Negiccoの最終目標って何だったりするんですか?」
Nao☆「武道館のステージに立つことです。他のアイドルさんがカラーボールとか投げるように、武道館のステージからネギを投げ込みたいです!」