カントリー界の誇るスーパー・ガールズ・トリオが2年ぶりに帰ってきたよ!
ミランダ・ランバート、アシュリー・モンロー、アンジェリーナ・プレスリーから成るピストル・アニーズがセカンド・アルバム『Annie Up』を届けてくれました。〈どうせ単発ユニットでしょ!?〉と思っていたリスナーを裏切るように、ほとんどの曲を3人で仲良く共作。ミランダのはすっぱ歌唱が映えるダーティーなロカビリーや熱っぽいブルース・ロック、悪ふざけ感満点の高速ブルーグラスなどで快調に飛ばしながら、ラストには瑞々しいハーモニーをアコギの伴奏のみできっちり聴かせ、表現の幅、構成力の高さで魅了してくれます。
そんなグループでの素晴らしい新作に先立ち、アシュリーもソロ作『Like A Rose』を発表しているので併せてチェックを! 少し鼻にかかった甘い歌声とドリー・パートンみたいなコブシ回しが、正統派なカントリー・ウェスタンとマッチ。ここでは無邪気な田舎娘に徹している様子で、抱きしめたくなるほど野暮ったいのです。特にブレイク・シェルトンとのデュエットは、嫁のミランダが嫉妬するんじゃないかと心配になるくらい可愛くって! アニーズに亀裂が走らなければ良いのですが……。
