文字通りのハイパーなダブを構築した強者たち
バグなどの活動で高名なケヴィン・マーティンがハイパーダブにプレッシャー名義の“Money Honey”を残したのは2005年。彼とロジャー・ロビンソン、在英日本人のキキ・ヒトミ(当時はDokkebi Qの片割れ)の結成したキング・ミダス・サウンドがこのレーベルに入ったのにはそんな背景もあったのだろう。2009年の初作『Waiting For You...』では、幽玄な声も交えたダビーな音像でトリップホップ風の深みを醸造。クーリーGからナイト・ジュエルまで参加したリミックス集『Without You』(2011年)以降にレーベルのツアーで来日も経験。2013年にはバグの属するニンジャ・チューンから、キング・ミダス・サウンドでも新曲“Aroo”を出すに至っている。
▼KING MIDAS SOUNDの作品。
左から、『Waiting For You...』、『Without You』