2014年11月-2015年1月
自分の親でもないのに口うるさく言ってくれる近所のおじさんやおばさん。
カミナリ親父やガンコ親父が居なくなってしまった。
今バンドマンがカミナリ親父やガンコ親父の代役なんやないかな?
例え偏った信念であっても、そしてそれが未成熟な信念であったとしても
ガンコさと稲妻のような衝動で音楽に乗せて叫んでくれる。
パソコンや携帯で人々、個々がマスメディア化していき、
揚げ足を取り合い、完全なる発言を求められる中で、
不完全な言葉でも確固たる信念で心の奥を叫ぶその姿は
今の時代に一番足りない存在かも知れない。
そしてそうさせているのは紛れもなく音楽の力だと思う。
音楽は信念や新たな一歩を錆びつかせる僅かな迷いや恥ずかしさを振り払って
ちょっと砕けた勇気をくれるお酒みたいなもんや。
(TAKUMA)
(10-FEET)