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JAMES BROWN生誕80周年企画 黒田大介(kickin)が選ぶJBオススメ作品!

Daisuke Kuroda

DJ MURO、中田亮(オーサカ=モノレール)、ザ・たこさんに続いて登場するのは、日本のトップ Funk DJとして多岐に活動を展開するDJ、黒田大介 (kickin)が登場!!もちろんツイッタープレゼント企画もあります!!

 

黒田大介 (kickin):日本のトップ Funk DJとしてレギュラー・パーティー 「WAH WAH」 、「IN BUSINESS」、「SEARCHING」を中心に活動中。そのフロアと呼応した的確かつ鋭角なプレイには凄味すらあり、文字通りクラウドを狂喜乱舞させる。また、STONES THROWやKAY-DEEなど海外主要レーベルのリイシュー・プロジェクトへの協力や、国内重要作品の選曲/監修を手掛けるなど、Funk考古学者的な活動も多岐にわたる。国内外から高い評価を得るMix CDシリーズ"kickin"も、2011年リリースの 『kickin 5 ~luv n' haight rare groove mix~』に続き、2012年には、USブラック・ミュージックの宝とも言えるマイアミのTKレコード音源を使用した画期的なオフィシャルMixCD 『kickin 6 : "TK" Miami Funk Mix』をリリース。さらに、尾川雄介(universounds)とのポスト・レア・グルーヴ的コンピレーション 『Deep Enough vol.1』も大きな話題となっている。

 

 

▼黒田大介(kickin)に聞く、ジェームス・ブラウンを紐解く5つの質問

◆ジェームス・ブラウン本人について、そしてオススメアルバムをレコメンしていただきました。

――ジェームス・ブラウンとの出会いを教えてください。

黒田「『CD OF JB』というコンピレーションです。と言いたいところですが、ご多分に漏れず"リヴィング・イン・アメリカ"だったような気がします。いや、ラジオかな? とにかく最初に購入したジェームス・ブラウンの作品は『CD OF JB』です。」

――ジェームス・ブラウンとの思い出がもしあれば教えてください。

黒田「残念ながらお会いしたことは無いので思い出は無いのですが、中田くんや仙台の佐藤さんのお話を聞いていつも疑似体験してます。」

――自身が思うジェームス・ブラウンのスゴイところ(魅力)を教えてください。

黒田「1970年前後のマイナーなファンク、いわゆるDEEP FUNKを聴いて聴いて聴き続けるうちに、大半の作品の中にJBの影響を見出すようになりました。カヴァーの多さ然り、ホーンのキメフレーズや、ヴォーカル・スタイルといった解りやすい流用から、「あ、これもそうだ!」という発見も多々あります。皆ジェームス・ブラウンになりたかったんだ、と。それがスゴいですね。」

――今の時代にジェームス・ブラウンを感じるアーティストは居たりしましたら是非ご紹介してもらえますでしょうか。

黒田「存在そのものにJBを感じる人は居ないですが、表現スタイルを継承しているアーティストとして、現役ではリー・フィールズにそれを感じます。ブランクを経て見事な復活ですよね。カムバック賞! あと、現在62歳のチャールズ・ブラッドリーも! シャウトやダンスはまんま。好きなんだろなー、って思います。'68年に彼は16歳だったから青春はJB。と、かの時代は"SOUL BROTHER #2"の座争奪戦だったんだろうな。」

 

 

――黒田大介 (kickin)が選ぶCDで聴けるJBファミリー/JBプロデュース&JBフォロワーのオススメアルバムは?

【JBファミリー/JBプロデュース】

Various Artists『James Brown's Funky People (Part 1)』

黒田:レア・グルーヴ文脈でジェームス・ブラウンを聴く際にまず外せないのが1986年の『In The Jungle Groove』と、同年にスタートしたJBファミリー名義の作品をコンパイルしたこのFunky Peopleシリーズ。第1弾はJ.B.'sとリン・コリンズの曲を中心にコンパイル。画期的な1枚でした。

 

Various Artists『James Brown's Funky People (Part 2)』

黒田:1988年にリリースされたシリーズ第2弾は、ボビー・バードやヴィッキーアンダーソン(マイラ・バーンズ)、マーヴァ・ホイットニー、ハンク・バラードらのソロ作品を贅沢にまとめあげたソリッドな1枚。当時"Cross The Track"の収録が本当に嬉しかった。

 

Various Artists『James Brown's Funky People (Part 3)』

黒田:前作から12年後に突然リリースされたシリーズ第3弾。明らかにマニアック&レアなセレクトは、当時のDEEP FUNKムーヴメントの影響だろうか。アセテート盤をマスターに使ったビリーヴァーズ"Across The Track"の 「音がクリアー」なフルレングス・ヴァージョンにはさすがに燃えた。

 

【JBフォロワー】

Various Artists『Good Things - The Story Of Saadia Records』

黒田:Brother Williamsこと、Frank Williamsによる"Cold Sweat"のぶっ飛びカヴァーを収録。個人的に大好きな、TKとも関係深いマイアミのレーベル=Saadiaの音源をJazzmanがアツくコンパイル。

 

Marvin Peterson & The Soulmasters『イン・コンサート』

黒田:ジャズ・トランぺッター、"ハンニバル"ことマーヴィン・ピーターソンが学生時代に残した、オリジナル盤は現存数枚とも言われるライヴ・アルバム。若きハンニバルの情熱が迸る"I Can't Stand It"のカヴァーを収録。
 

 

Various Artists『Carolina Funk』

黒田:Jazzmanのご当地DEEP FUNKシリーズの中でもカルト的な存在感を誇るキャロライナ・ファンク編集盤。ダイナマイト・シングルタリーによる"Super Bad"のクレイジーなカヴァーを収録。悶絶の1分58秒間、ずっと奥歯を噛み締め、あとは放心するのみ。

 ――ご協力&ご回答ありがとうございました!!

【黒田大介イベント情報&告知】

日本独自企画の良質コンピレーションとして話題、『THE BROWN DOOR STORY』(5月8日発売/SHOUT!) の監修/選曲を担当。かのマーヴィン・ホームズが'70年代に主宰したベイエリアのレーベル、ブラウン・ドアーの音源を、7"シングル曲を中心にコンパイル。本年で3度目となる「FUJI ROCK FESTIVAL 2013」への出場が決定。

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カテゴリ : セール キャンペーン

掲載: 2013年05月29日 13:51

更新: 2013年07月08日 17:08