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【トビアス・コッホ Tobias Koch】

『ショパンの時代の音楽 ~ ポーランド・ロマン派のピアノ作品集』


〈4台の銘器とともに、ショパンの祖国の音楽探訪〉

ショパンを筆頭に、19世紀ポーランドの名女流ピアニストであるシマノフスカ、ショパンの師であるエルスネル、ショパンと同門のドブジンスキ、当時のワルシャワ楽壇の中心人物の1人クルピンスキ、そしてショパン後のポーランドが生んだ神童フリードマンなど、ポーランドを代表する音楽家たちの知られざるピアノ作品を集めたNIFCならではの見事なプログラム。使用楽器にも今まで以上のこだわりを見せており、トビアス・コッホが選んだピリオド・ピアノは、なんと計4台のエラールとプレイエル。ポーランドの作曲家、音楽と、4台のピリオド・ピアノ、そしてトビアス・コッホのピアニズムの共演による味わい深い時間をお楽しみください。



『ベートーヴェン:ピアノ小品全集』


〈トルコ式ペダル付グラーフを含む5種の楽器を使用!〉

メンデルスゾーンやシューマンのピアノ作品を時代楽器で録音しているトビアス・コッホによるベートーヴェンのバガテルなどを含むピアノ小品全集。このアルバムでは、ベートーヴェンの時代の楽器5つを弾き分けています。まず一つ目は「タンジェント・ピアノ」。18世紀半ばに登場した初期のピアノです。構造は、タンジェントと呼ばれる木片で弦を打って音を出します。歴史的楽器に精通したコッホならではの卓越した奏法で鳴らされる繊細でキラキラした音色が耳に残ります。続くはウィーン式ミヒャエル・ローゼンベルガー製のフォルテピアノ。そして5本ペダルのコンラート・グラーフ製のフォルテピアノ。これはコンラート・グラーフ製の中でも珍しく、トルコ式ペダルがついており、ベルと太鼓を奏でることができ、「失われた小銭への怒り」では効果的に使われています。バガテルを奏するのは、ウィーンにおいて最も高く評価された女流ピアノ製作家のナネッテ・シュトライヒャー&ゾーンのフォルテピアノ。さらには、携帯用小型ピアノ、「オルフィカ」。1795年にカール・レオポルト・レーリッヒによって考案されベートーヴェンは初恋の相手エレオノーレにこの楽器のために作品を残しています。



『シューマン:子どものためのピアノ作品集』


〈珍しい「音楽史による小学習講座」を収録〉

ロベルト・シューマンはクララと8人の子を儲け、幼くして亡くなった一人以外は健やかに成長しました。シューマンは子どもたちのための音楽をいくつも書いており、これはそうしたピアノ曲集を集めたアルバムです。よく知られている《子どものためのアルバム》とその補遺、《子どものための3つのソナタ》に加えて、これが世界初録音と思われる珍しい曲集も2つ収録。《マリーへの誕生日アルバム》は、長女マリー(1841-1929)の7歳の誕生日のために作られた簡単で短い7つの曲。《音楽史による小学習講座》は、ヘンデル、バッハ、グルック、モーツァルト、ベートーヴェン(2曲)、ウェーバー、シューベルトの作品をシューマンが練習用にアレンジしたもの。いずれも子煩悩であったシューマンの愛情が強く感じられる音楽です。GENUINに精力的にシューマンを録音しているトビアス・コッホの演奏も申し分なし。





カテゴリ : Classical キャンペーン | タグ : 極めるシリーズ

掲載: 2015年03月13日 17:45

更新: 2016年01月20日 18:30