【付録8】推薦盤紹介~クリスティアン・ベザイデンホウト
【クリスティアン・ベザイデンホウト Kristian Bezuidenhout】
1979年、南アフリカ生まれのフォルテピアノ奏者。チェンバロとモダン・ピアノでも演奏活動を行なっている。オーストラリアで音楽の勉強をはじめ、アメリカのイーストマン音楽学校を最優秀の成績で卒業。2001年、ブルージュ国際古楽コンクールで第1位と聴衆賞を獲得し、国際的な注目を集める。ロンドンに居を構え、世界各地で協奏曲、リサイタル、室内楽公演などを行なう。2009年からハルモニア・ムンディと長期的な録音関係をスタート。(音楽出版社,2013/11/05更新)
『モーツァルト: ピアノ協奏曲第17番,第22番』
〈カデンツァの衝撃的な美しさ!即興の妙にも注目〉
フォルテピアノの申し子、ベザイデンホウトによるモーツァルトのピアノ協奏曲集。管弦楽を務めるのは、古楽界のベルリン・フィルとも称される名人集団フライブルク・バロック・オーケストラです。もちろんソロの素晴らしさはもちろんのこと、序奏から思わず胸がときめくようなオーケストラの巧さ、その合間にベザイデンホウトがさりげなく入れる通奏低音のセンスのよさ、そこかしこにちりばめられた天才的なひらめきに満ちた装飾音、17番第2楽章での仰天のカデンツァなど、聴きどころ満載の1枚です!
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