〈創/ sou〉ゲスト:Kan Sano編 第1回 2016年3月16日アップ
Lee Ayurがおおくりする〈創/ sou〉
Pianist/Composerとして活動するLee Ayurが様々なジャンルのクリエーターのもとを訪ね『あなたにとってのモノ創りとは!?』をキーワードにコミュニケーションを実施。そのクリエイティビティーのルーツから最近の出来事、関心事、未来についての展望まで『モノ創り』の精神性とともに素顔のゲストをインタビュー形式で伝える特集。
今回のゲストはLee Ayurの1stミニアルバム『創-sou- vol.1』(2016年3月23日発売)に収録された「煌 -kirameku-」で共演のキーボーディスト/トラックメイカーのKan Sano。彼にとってのモノ創りとは!?また、ベールに包まれた彼のプライベートまで。Kan SanoのオススメCDセレクションと共にお届け。
Guest :Kan Sano
Interview : Lee Ayur
Photo : Takumi Nakajima
Location:kawara CAFE&DINING 宇田川
Ayur:
先日は、私のアルバム<創-sou- vol.1>の制作に参加して頂き、ありがとうございました!!イベントではよくお会いしてるんですけど、なかなかゆっくりお話出来なくて…。今日は凄く楽しみにしていました!さて、早速ですが「煌 -kirameku-」のお話からいきましょう!制作するにあたってKan Sanoさんのファーストタッチはどんな感じでしたか!?
Kan Sano:
そうですね〜やはりピアノが引き立つ曲にしたかったので、作り込みすぎないでシンプルに、音数が少なくても成立するものにしたかった。単体でも説得力のある音。あとピアノはすごくレンジが広くてどうしても色んな楽器と音域がぶつかるので、そこは気を付けました。
Ayur:
なるほど。。確かにピアノはオーケストレーションする時に非常に気を使いますよね。
曲を作るにあたって感情や情景から入るとか何か流れってありますか?
Kan Sano:
んー、いつもピアノを弾きながら考えるんですけど、そこから生まれる音に集中していて、あまり景色とか風景はないんですよね。でも今回Ayurさんからタイトルを「煌 -kirameku-」と聞いて、凄く同じ印象を受けました。実際、自分でもどういう曲の出来上がりになるかはよく分からないまま進む事が多いんだよね(笑)今回の曲はビートから作って、ベース、上モノをのせていったけど、作っていく中で自然と次の展開が見えてくる。1つのアイデアを出したらそこから枝のように広がって大きな1つになる感じかな。
Ayur:
私は完成形としての「煌 -kirameku-」はとても”女性的な繊細さ”と”男性的な強さ”が垣間見える曲になったなと思ってます。
Kan Sano:
僕も凄く”中性的”だなと思いました。僕自身、浮遊感のあるこういうサウンドが好きなんでしょうね。でもAyurさんがピアノだけでなくエレピやシンセを入れてくれたじゃないですか!あれで方向性も決まって凄く良かったなって思いました!
Ayur:
あ、良かったです!!Kan Sanoさんから頂いた美しいラインに私は実験的なエッセンスのある音を入れたかったんです。中性的ながら、少しオールドスクールなサウンド感も出したいなと・・・。ただ、音楽を作るって、終わりのない作業ですよね・・・。Kan Sanoさんにとっての曲の完成とは?
Kan Sano:
とりあえず自分の納得いくところまでやりきるしかないんだけど、自分のアイデアをまず全部試す!あとは時の経過に任せたりもします。制作しながらなるべく曲の流れに委ねて曲がいきたい方向へ向かいます。いやーでも終わらせるのは辛いですよ・・・(笑)
僕の友人でもともと10分の曲だったんですけど、どんどん続きが出来て20分、30分の曲になっていったらしいんです。今も続いてるみたい。ストーリーが続くように曲も成長し続けるんですかね。
曲の区切りは、今はこういう想いになった!という書留みたいなものかもしれないですよね。
Ayur:
確かに。その時感じた表現というものが曲には残りますし嘘は何もないですしね。深いです・・・。
3月23日更新に続く。
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