〈デヴィッド・ボウイ〉1990年代発売アルバム
1990年代発売アルバム
ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ(1993)
1993年、ティン・マシーンの活動を終えたデヴィッド・ボウイがカムバックした作品。共同プロデュースはナイル・ロジャース。1970年代後半の作品を意識したサウンドづくりをしつつも、当時流行っていたジャズ・ファンクなテイストも取り入れた1枚。
The Buddha of Suburbia(1993)
2007年の再発以降、日本盤化されていない作品。ブラック・タイ・ホワイト・ノイズの直後に発売された事や、ハニフ・クレイシの小説「郊外のブッダ(The Buddha of Suburbia)」をドラマ化用に制作された経緯もあり、見逃がされがちな作品ではあるが、内容ともに申し分のない仕上がりであることは間違いない。
アウトサイド(1995)
今作は、ティン・マシーンでの活動を経て、1995年に発売されたコンセプト・アルバム。1970年代の傑作でベルリン三部作と言われた『ロウ』『ヒーローズ』『ロジャー』の陰の立て役者だったブライアン・イーノを初めて共同プロデューサーに迎え制作。
アースリング(1997)
前年に行われたアウトサイドツアーのメンバーでもあったプログラマーのマーク・プラティを共同プロデューサーに迎え、ドラムン・ベーズのリズムを取り入れた1990年代を体現する作品。
'アワーズ…'(1999)
リーヴス・ガブレルズと全曲共作してレコーディング。前作とは大きく変わったシンプルで穏やかなヴォーカルは、初めて素のボウイを表現したと言われ、50歳代のボウイが老いと死に向き合った深みのある作品。
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