クラシックSACD特集2016年5月(ハイブリッド、シングルレイヤー)
日本のクラシックCD愛好家の間で、その素晴らしい音質により根強い人気をもつSACD(Super Audio CD)を特集いたします。
SACDに採用されたDirect Stream Digital(DSD)方式は従来のPulse Code Modulation(PCM)方式とは全く異なる音声信号の大小を1ビットのデジタルパルスの密度(濃淡)で表現する方式です。この方式によりPCM方式を大きく上回る100kHzをカバーする再生周波数範囲と、可聴帯域内120dB以上のダイナミックレンジを確保。「原音」にきわめて近い録音・再生を実現しています。
ここでは、SACD層のみを収めたシングルレイヤー盤(SACD専用プレイヤーでのみ再生可能)と、SACD層とCD層を重ね合わせたハイブリッド盤(CD層はCDプレイヤーで再生可能)の2種類をご紹介します。
(1)SACDシングルレイヤー盤のおすすめ
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モーツァルト:
歌劇“魔笛”全曲
カール・ベーム指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ピータース、リアー(S)ヴンダーリヒ(T)フィッシャー=ディースカウ(Br)他
1964年6月、ベルリン・イエス・キリスト教会での録音。若きヴンダーリヒのタミーノをはじめ、フィッシャー=ディースカウのパパゲーノなど、素晴らしい布陣による“魔笛”です。ベルリン・フィルの格調高く豊かな響きが作品全体を包み込み、唯一無二の名演を確固たるものにしています。DGのオリジナル・アナログ・マスターから独エミール・ベルリナー・スタジオにて制作した2016年新DSDマスターを使用しています。同時発売はバックハウス、ウィーン・フィルとのブラームス:ピアノ協奏曲第2番です。
「ベーム&ベルリン・フィルのモーツァルト“魔笛”が初SACDシングルレイヤー化」の特集ページはこちら>>>
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J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
1980年、オランダでの録音。不朽の名盤として今なお語り継がれているクレーメルのバッハ:無伴奏ソナタとパルティータ全曲第1回録音を初SA-CD化。オリジナル・マスター・テープから、英クラシック・サウンドでDSDマスタリングしました。デジタル移行期、アナログ録音のもっとも成熟した時期に教会で録音された芳醇なサウンドが、最新技術で鮮明に甦ります。
「クレーメルの1980年録音、バッハ無伴奏ヴァイオリン全曲が初SACD化」の特集ページはこちら>>>
ワーグナー:
楽劇“ヴァルキューレ”第1幕
楽劇“神々のたそがれ”~夜明けとジークフリートのラインへの旅、ジークフリートのラインへの旅
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ほか
1957年10月、ゾフィエンザール(ウィーン)での録音。巨匠クナッパーツブッシュ(1888~1965)の英デッカへのステレオ録音を日本独自企画で世界初SACD-SHM化するもの。オリジナルLP2枚組の収録曲目(約84分)を1枚に収録!同時発売は、やはり名盤の誉れ高い『ウィーンの休日』。
「ハンス・クナッパーツブッシュ初SACD化(2タイトル)」の特集ページはこちら>>>
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル 大阪ライヴ1977年
ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲
シューベルト:交響曲第8番ロ短調『未完成』D.759
チャイコフスキー:くるみ割り人形(抜粋)
2014年に先行されたCDが、タワーでもTOP40に入るほどの大ベストセラーを記録。近年のムラヴィンスキー発掘音源でも屈指の名盤がSACDシングルレイヤー化されます。1977年10月8日、大阪・フェスティバルホールで行われたライヴ。
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J.S.バッハ:
無伴奏チェロ組曲全曲(初回生産限定盤)
ピエール・フルニエ(チェロ)
その流麗且つ気品溢れる演奏スタイルから"チェロのプリンス"と呼ばれ、20世紀の名チェリストとして名を馳せたピエール・フルニエ。彼の数々の録音のなかでも特に名盤の誉れ高い、J.S.バッハの無伴奏チェロ組曲を初のSACD-SHM化!
「フルニエ~バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲」の特集ページはこちら>>>
J.S.バッハ:
マタイ受難曲、ミサ曲ロ短調、ブランデンブルク協奏曲第4~6番(2月24日発売)
ヨハネ受難曲、クリスマス・オラトリオ、管弦楽組曲第3&4番(3月16日発売)
管弦楽組曲第1&2番、ブランデンブルク協奏曲第1~3番(4月20日再入荷)
カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団、ほか
カール・リヒター生誕90年記念!透明性/流動性に優れるSHM素材をボディに使用。更にDSD本来の特性が生きるシングルレイヤー(2ch)方式を採り入れた究極のSuper Audio CDシリーズ。カール・リヒターの代名詞的録音であると共に、これら名曲における決定的名盤8タイトルを初SA-CD~SHM化するもの。
「リヒターのバッハSACDシングルレイヤー化」の特集ページはこちら>>>
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(2)SACDハイブリッド盤のおすすめ
ベートーヴェン:交響曲全集(6月22日発売)
ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団、他
〈タワレコ限定〉タワーレコード×Sony Classical究極のSACDハイブリッド・コレクション第1弾!~セルのベートーヴェン2タイトル。ソニー・クラシカルおよびRCA Red Sealの歴史的名盤を、タワーレコードとのコラボレーションにより、これまでのリマスターも含め最高のクオリティを追求し、ハイブリッドディスクとして「究極」の形でフィジカル・リイッシューいたします。門外不出の3チャンネル・オリジナル・アナログ・マスターを外部スタジオに持ち出した上で万全の状態で再生し、今回の発売のために新たに2チャンネルへのリミックスとDSDリマスタリングを行なうことで、原音に刻み込まれた圧倒的な輝きがこれまでにないほど鮮明に蘇ります。
〈タワレコ限定〉「究極のSACDハイブリッド・コレクション第1弾!~セルのベートーヴェン2タイトル」の特集ページはこちら>>>
リムスキー=コルサコフ:交響組曲“シェエラザード”
武満徹:星・島(スター・アイル)(5月27日発売)
岩城宏之指揮 札幌交響楽団
株式会社フォンテックとタワーレコード・オリジナル企画盤シリーズの最新作、SACDハイブリッド盤の第2弾が登場します。2015年9月発売の第1弾に続く札幌交響楽団アーカイブ・シリーズは、引き続き全てが本邦初発売。札幌交響楽団が所蔵していた音源のなかから、過去の貴重なライヴ音源を高音質で現代に蘇らせるシリーズです。他に4タイトルを同時発売。
〈タワレコ限定〉「札幌交響楽団アーカイブ・シリーズ第II期 5タイトル(SACDハイブリッド) 」の特集ページはこちら>>>
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ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27
マリス・ヤンソンス指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ヤンソンスはラフマニノフの交響曲第2番を1986年にフィルハーモニア管と、1993年にサンクトペテルブルグ・フィルと録音していますが、これは3度目の録音。長年の手兵コンセルトヘボウ管との熟し切った名演、コンセルトヘボウ音楽堂の優れた音響効果が楽しめます。
「コンセルトヘボウ管との決定盤!ヤンソンスのラフマニノフ:交響曲第2番(SACDハイブリッド) 」の特集ページはこちら>>>
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シベリウス:交響曲第3番、第7番、トゥオネラの白鳥
ドビュッシー:夜想曲~雲、祭り
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
シベリウスの交響曲第3番はソ連初演時のライヴで、ALTUSがムラヴィンスキー未亡人の厚意で特別に発売を許されているものと同じと思われますが、出所について何も記されていません。他のシベリウス作品もJVCやメロディアから出ていたもの。新マスタリングで音の透明度が増しています。
同コンビによるショスタコーヴィチ(第5&12)とプロコフィエフ(第5&6)のSACDハイブリッド盤も同時発売されます。
「ムラヴィンスキーSACDハイブリッド3点~ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、シベリウス&ドビュッシー」の特集ページはこちら>>>
スクリャービン:交響曲第1&2番
ワレリー・ゲルギエフ指揮
ロンドン交響楽団、ほか
2014年3月から4月にかけ行われた、ゲルギエフ初のスクリャービン交響曲全曲(5篇)上演からの、ライヴ音源のリリース第2弾。鮮烈な叙情と感動的なクライマックスを擁する第1番やワーグナー風味のラストが聴きどころの第2番など、ゲルギエフの指揮とよくマッチしています。
「ゲルギエフ&LSOによるスクリャービン第2弾~交響曲第1番&第2番(SACDハイブリッド)」の特集ページはこちら>>>
J.S.バッハ:マタイ受難曲
フリーダー・ベルニウス指揮
シュトゥットガルト・バロック・オーケストラ、
シュトゥットガルト室内合唱団、ほか
2015年3月録音。ドイツ合唱界を代表する名指揮者フリーダー・ベルニウス(1947~)が2016年3月、満を持して発表したバッハのマタイ受難曲(品番83285)がハイブリッド・マルチチャンネルSACDで限定発売されました。装丁は単行本のような紙製のハードカバー。形状は通常のCDタイプ(厚さは13mm)の限定盤です。
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カテゴリ : Classical キャンペーン | タグ : SACDシングルレイヤー(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック) 高音質(クラシック)
掲載: 2016年05月11日 00:00